アナザースカイ 三上博史がイタリアへ。人生を変えた名優と涙の初対面! 2015.07.03


今夜のゲストは俳優の三上博史さんです。
(今田)お願いします。
よろしくお願いします。
三上さんホントに見ないですバラエティーとか。
何やってんですかねアハハハ…。
ホントに謎ですよね!いろんなこと言われますね何か…。
あ〜!そのイメージはありますね!確かに…。
ハハハ…!さぁ三上さんのアナザースカイなんですけどどちらなんでしょう?今回はローマへ。
ローマ。
イタリア
そこは俳優三上博史を語る上で欠かせない場所
まず向かったのは夜のレストラン
ある目的を果たすためにやって来た
7年もの間待ち焦がれていた瞬間がついに訪れる
(スタジオ:三上)え〜…もう7年続いている『小さな村の物語イタリア』っていう番組がありまして。
それで僕は…。
そりゃそうですよね。
で今回200回を迎えてとにかく…。
こっそり行ってやろうと思って。
スタッフ知らない?はい。
ナレーションを務める番組の記念パーティー
現地スタッフに会いに来た
サプライズで
(スタッフ)だから一回ぐらい…。
(スタッフ)え〜!
(スタジオ:今田)ビックリしてたでしょ?やっぱり。
(スタジオ:三上)喜んでくださいました。
(スタジオ:今田)来ると思ってないですもんね。
(拍手)
(スタッフ)はじめまして。
(スタジオ:三上)200回で「はじめまして」ですからね。
(スタジオ:今田)7年でしょ?
(スタジオ:三上)7年。
会わずにはいられなかった
それは…。
三上は映画作りや番組作りを一つの祭りと捉えている
決して一人ではできない
ホントに祭りみたいなもんなんですよね。
現場が。
あ〜祭りね。
だから…。
はぁ〜!アハハハ…!迷惑。
そんなことない。
できれば出番の多い役がいいというのは現場にいたいんですよ。
そう一番いれるんです。
いやでも…どうですか?同じ役者さんとしては…。
すっごく分かります!すごく分かりますよね。
自分ができることはこの中で何だろうかって必死になってやるでしょ?はい。
みんなが一つになっている感じがすごく好きで私も。
へぇ〜。
それがやっぱり…。
今田さんお願いします。
醍醐味みたいなとこありますね。
はぁ〜。
♪〜
俳優として最も大切にしているのは顔を突き合わせ思いを分かち合うこと
♪〜フ〜!♪〜
ドラマ以外はほとんど出ない
そんな男が『アナザースカイ』への出演を決めた理由
それはキャリア30年の苦悩を解決するためだった
翌朝向かった先はローマ最大の映画撮影所チネチッタ
ここは三上博史にとって映画作りの教科書ともいうべき作品が生まれた場所
出合ったのはまだ駆け出しの頃だった
(スタジオ:今田)『インテルビスタ』って…。
(スタジオ:三上)『インテルビスタ』。
20歳代終わりぐらいだったかな?香港で撮影した映画があったんです。
向こうのスタッフは荒いんじゃないですか?今はもう違うと思うんですけどね当時プロデューサーが…。
えっ!僕達役者の。
えっ!?僕は取り上げられてたんで逃げるわけにいかなかったんです。
嘘でしょ?ホントです。
で「お疲れさまでした」って最後のカットOK!って…。
パッと見たら…。
えっ撮影始まった時にいた?3〜4か月ですよ。
やって最後…。
…っていうスタッフに代わってたんですか?スタッフが6時間交代なんです。
えっそんなことあるんですか?あ〜だから向こうの…。
労働条件というか…。
何ででしょうね?それがすごく辛くて映画をとにかく見ようと。
東京帰って来て飛び込んだのが『インテルビスタ』だったんです。
そうなんですそしたら…。
はぁ〜。
そしたらまたブワ〜!「全然違う」と?また泣けて来ちゃって。
撮影所は世界中どこでも…
無性にワクワクする
外から見たら…。
日本もそうですよね大体削ってスーパーになってるか。
どんどん縮小してっちゃう。
まぁしょうがないですよね。
日本同様斜陽化しつつあるイタリアの映画産業
それを食い止めようと奮闘する人物に会いに来た
ボンジョルノ。
チャオ。
チャオ。
レオナルド。
現在この映画館を取り壊し大型スーパーを建設する計画が進行中
ここに住み込み抗議活動を行っている
(スタジオ:三上)ある種の運動ですから邪魔が入ったり政府が入って来たりするので誰かが交代で寝泊まりしてるわけですね。
(スタジオ:今田)じゃあ誰かがいないとそのまま取り壊されてしまうからみたいな。
(スタジオ:三上)そうなんです。
何か…何かいつかねその日が来たら僕の映画もかけてもらったらうれしいです。
どうもありがとうグラッツィエ。
俳優よ文化の担い手であれ
それを忘れ儲けに走るなら映画館をつぶそうとするヤツらと変わりゃしない
お前達が本気で映画を作るなら俺達は命懸けで守ってみせる
そうですね。
三上さんとかってやっぱその…。
そうなんですそうなんですはいはい。
だからこういう番組とかでもやっぱりあんまり自分のこと話すのは邪魔になるってことなんですね。
そうなんです。
いつも違う役になっているのでそれに邪魔にならないように自分のことはどうでもいいやっていう。
頑ななまでにそして愚直なまでに俳優の道を歩んで来た
目に耳にする全てが芸のこやし
そうですね。
友の導きにより出会った一人の…
寺山修司という劇団「天井桟敷」という所にいて僕は15歳で子供だったんですけど…。
15歳の時に入ったんすか?はい。
早いですねぇ。
でいろんな映画の話を聞いてると僕の知らない映画がいっぱい出て来るわけで…。
そん中にやっぱりイタリア映画が多かったんですね。
師匠じゃないっすか寺山修司さんっていう方が。
う〜〜ん…。
もう一番最初に呪いを掛けられちゃった…みたいなところありますね。
それ役者としてですか?はい。
10歳代の頃にだからそんなにむちゃむちゃ背も高くないしあの〜まぁルックスだってそんなに良くはない…。
いえルックスはもう…。
いえいえ。
そういうことじゃなくて自分ができる役っていうものはあるんだよとかね。
だからそれはもう…。
…的なことはあったかもしれないですね。
そこから…。
ハハハ…。
もう全然何でも何でも。
そういう環境の中でお芝居されることありますよね?あのね僕…。
どうしたらいいんだろうって。
はいはい。
アングルはこうこうこうでその…。
「すいませんこのシーンとこのシーンとこのシーンだけはちょっと自分でも何が出て来るか分からないので回してください!」って。
うわ〜。
「でもしそれがそう思わなければ後でもう一回やりますからそれを一回だけやらせてください」。
はいはい…そうですね。
だから現像費も入れたら無駄になるわけですだからそれはもうホントに頼み込んで。
美織ちゃんとかは今はもう…。
もう「う〜ん!」ってなってます。
ハハハ…!どうしても考えちゃいますからね。
はい。
でも何か…。
あ〜なるほどね今は…。
そうですね。
ずっとですよそれはもう一生。
三上博史
彼ほど求道者という言葉が似合う俳優はいない
彼は真理を求めイタリアへとやって来た
寺山修司の薫陶を受け映画に魅せられた男は…
まさしくこれですよね。
この小さな教会に立つある人物を目の当たりにした
その時から俳優という答えなき道を歩み始めた
そして大げさではなく彼は今回の撮影でずっと求め続けていた一つの真理に触れた
英語
小さな町の教会
三上博史にとってここが…
で…。
その中に1本『悪魔の首飾り』という短編…中編があってで…。
それはもう大好きな映画?はいはい。
(スタジオ:今田)あっここですかロケ地。
(スタジオ:三上)まぁ夜なんで少し変わった風景…。
(スタジオ:今田)あっこれ?
(スタジオ:三上)これでこっち側が教会なんですけど。
三上はこの映画で俳優テレンス・スタンプと出会いたちまち彼の演技に魅了された
僕達演じる時って台本が手掛かりなんですよね。
で…。
そこに書いてないだろっていう芝居を…。
俳優がいつかはたどり着きたいと願う境地にすでに立っていたテレンス・スタンプ
ヘ〜イ!
彼の存在を知ってから他の俳優は見えなくなった
求める道は果てしなく一寸先も見えない
しかし前だけ向いて歩き続けた
転ぼうと迷おうとひたすら歩き続けた
でも今回三上さんまた…。
いやこれはもう…。
もうもう…もう…。
先ほどの話を聞いてるんで…。
まさか…。
「飛んで行きます会いに」という。
どこまでも行きます。
道はロンドンへと続いていた
はぁ…。
(スタジオ:今田)何か緊張が伝わりますよ。
(スタジオ:三上)緊張してるんです。
(スタジオ:瀧本)緊張しますね…。
(スタジオ:今田)画面…画面越しでも。
何か…。
あ〜。
(スタジオ:今田)そうですねこうなりますよね。
Oh!My.
(スタジオ:今田)またすごい映像。
はぁ〜。
(スタンプ)Hi.Thankyouverymuch.
憧れ続けた俳優が目の前にいる
夢じゃない
全ての言葉が心に染みわたり隙間という隙間を埋めて行った
かつて雲の上の存在だった俳優が「私と同じ」と言ってくれた
それだけでもう十分だった
惜しげもなく自らの経験を語ってくれた
30年越しの答え合わせ
歩んで来た道に間違いはなかった
何か思わず…。
感動して刺さりまくりやんか。
すごい。
いや〜何かもう…。
会った瞬間に「あ〜何も言う必要がないんだ」…っていう全部分かられてる。
へぇ〜。
もう何度も辞めよう辞めようと思ったりとかしてた自分がいて一瞬で報われましたね。
はぁはぁ…。
これからどんなものも怖くない。
全てが俳優という今に集約される
嘘か真か夢か現か
今あらためて問う
三上博史にとって俳優とは?
あの〜。
無意識に人生がにじみ出る
それが俳優
30年かけてたどり着いた境地
ここが僕のアナザースカイイタリアです。
美織ちゃんいかがでした?え〜何か鼻水出て来ちゃった。
(笑い)感動し過ぎて。
結構早い段階でスンスン言うてましたよね。
あれ映画見なアカンで…。
見ますホントにホントに見ます。
あのそれはねそれぞれの人にそれぞれの映画があると思うんですよ。
それを見つけてほしいですね。
最後になりましたけども三上博史さんにとってイタリアはどんな場所でしょうか?え〜。
こういう円がありますね。
あちこち…うろうろしますね。
でもちゃんと中心に戻してくれる場所なんですね。
もうそこにパ〜ン!と真ん中に戻されてまたうろうろしてパ〜ン!と真ん中に戻されて戻してくれるような場所です。
ホントありがとうございました。
ありがとうございました。
楽しかったです今夜のゲストは三上博史さんでした。
ありがとうございました。
(拍手)2015/07/03(金) 23:00〜23:30
読売テレビ1
アナザースカイ 三上博史がイタリアへ。人生を変えた名優と涙の初対面![字]

芝居命の俳優そのルーツはすべてイタリアにあった。人生を変えた映画のロケ地巡り&パーティーにサプライズ登場!世界で最も尊敬する名優と初対面。涙が止まらない…

詳細情報
おしらせ
番組Facebook公開中!アクセスは番組HPより
【HP】http://www.ntv.co.jp/anothersky/
番組内容
三上博史がイタリアへ。芝居命の男のルーツはすべてイタリアにあった。人生を変えた映画のロケ地に大感動。そしてイタリア映画の聖地と言われるチネチッタへ&パーティーにサプライズ登場!その結末は?そして世界で最も尊敬する名優と対面。長年想い続けた夢が叶い涙が止まらない…ひょんなことから入った芝居の世界で長年突き進んでこられたその理由とは?
出演者
【MC】
今田耕司
瀧本美織
【ゲスト】
三上博史
【ナレーション】
バッキー木場
音楽
村治佳織(ギタリスト)
制作
日本テレビ
アックスオン
ブームアップ

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – 旅バラエティ
ドキュメンタリー/教養 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
ステレオ
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32725(0x7FD5)
TransportStreamID:32725(0x7FD5)
ServiceID:2088(0x0828)
EventID:59488(0xE860)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: