(龍太郎)俺が集めます。
最高のチームを。
(桜井)お前に全てを任せる。
(岡村)桜井病院は必要。
こちらに引き込みインドに行ってもらうための餌としてね。
(野口)デリー・シャンティ・ホスピタル。
(藤吉)心筋シートが使えるのか?
(岡村)このL&P病院だけが心筋シートを使って患者さんを救うことができるんです。
(岡村)世界中の心臓病の子供たちが待っているんです。
(岡村)あなたの魔法の心臓を。
(加藤)2年で届けてみせる。
移植を受けられない子供たちの元に。
(岡村)麻酔科医を中心とした理想の病院をつくりましょう。
(荒瀬)俺L&Pの院長になるわ。
(岡村)L&Pに優秀な研修医を集めるのに彼ほどふさわしい人材はいません。
(龍太郎)いってこい。
俺たちはどこにいてもチームだ。
(野口)朝田を呼ばない?
(岡村)桜井先生のオペが終わり医師として復帰できるまで朝田先生の獲得は待つことにします。
(野口)エントラッセン。
(伊集院)桜井先生のオペができるんですね?岡村が動いてくれた。
脳と心臓の最高難度のオペを同時に行うことになる。
桜井は助けられないよ。
どういう意味だ?君がL&Pに来ないかぎり桜井のオペはやらせない。
なぜ僕がL&Pの顧問か分かるかな?L&Pは海外進出を果たすために政府の協力が不可欠だから僕を顧問にしているんだよ。
僕の権限は絶対だ。
もし来る気がないなら他の病院を探しなさい。
(伊集院)他の病院って…。
(野口)ああ。
忘れていたよ。
ドクターマイクはスーパー医療特区のL&Pでしか執刀できないんだったね。
アメリカでオペをする?フライト中に何かあったら助けられないね。
(野口)桜井を救えるかどうか君の決断しだいなんだよ。
(伊集院)朝田先生までここを離れたら医者は桜井先生と早川先生だけになってしまう。
(加藤)でもL&Pでしか桜井先生のオペはできない。
(荒瀬)L&Pからの医師の派遣に関しては俺が何とかする。
(加藤)今は桜井先生を助けることを優先するしかない。
(岡村)《どちらもいつ破裂してもおかしくないサイズです》
(鬼頭)《あらゆる手段を使って桜井先生を救って》
(桜井)《最後まで医者でいさせてくれ》
(桜井)もう一度。
(吸う音)
(吐く音)
(桜井)止めて。
(桜井)うん。
佐久間さん。
呼吸が苦しいのは人工弁の機能不全が原因だ。
(佐久間)機能不全って弁の寿命ってことか?そういうことになるな。
先生が言ったとおりだったな。
(桜井)うん?
(佐久間)ほら。
俺の心臓を手術してくれたとき30年は再手術の心配はしなくたっていい。
保証するって。
ことしがちょうど30年目だ。
(桜井)あっそうか。
(佐久間)先生にはホントに感謝してる。
もうすしは握れないと思ってた。
でも桜井先生の手術でずっと店を続けられた。
ずいぶん頑張ってくれた。
もう十分だ。
(桜井)人工弁を交換する手術を受ければあと30年は大丈夫だよ。
それじゃ100歳超えるよ。
いいんだ。
無理して手術をしなくても。
もう…。
(桜井)俺も手術を受ける。
(佐久間)えっ?
(桜井)心臓と脳に問題がある。
寿命だと思ってた。
でもな俺を必要としてくれている患者がいる。
そして俺を助けようと必死になってくれている医者たちがいる。
だから生きてこの病院で医師として患者たちと向き合いたい。
あんたの握ったあなご。
また食べさせてくれよ。
あと30年。
ホントに持たせてくれるのか?俺の心臓。
約束する。
(佐久間)こうなったら桜井先生と長生き競争だな。
(桜井)ハハハ。
(佐久間)ハハハ。
佐久間さん。
L&Pで受け入れます。
L&Pに行くことにしました。
随時L&Pから医師をこちらに派遣してもらいます。
それに時間の許すかぎり俺も診に来ます。
そうか。
俺のためにL&Pに…。
アメリカから最高の腕を持つ脳外科医が来日して執刀できることになりました。
1カ月以内にL&Pで脳と心臓の同時オペを行います。
1カ月。
先生は俺たちが必ず助けます。
(ノック)
(岡村)朝田先生獲得は桜井先生のオペが成功してからと言ったはずです。
(野口)そんな悠長なことを言っていたら開業には間に合わないんだよ。
君はスカウトに時間をかけ過ぎた。
(岡村)無理やり彼らを引っ張ってきてもうまくはいきません。
それぞれがこのL&Pで医師としてのやりがいを感じてこそその先にあるインドが見えてくるんだ。
(野口)有能なビジネスマンだと思っていたけど結局は君も感情に流される医者と同じだ。
医者の気持ちが理解できなければ病院経営はできません。
(野口)理事長から通達がいくだろう。
君はエントラッセン。
(野口)ヒンディー語だよ。
中国語英語に次いで世界で3番目に多くの人に話されている言語だ。
医療国際化時代だからね。
ぜひ君も勉強しておいた方がいい。
桜井病院との協力関係は守ってもらう。
岡村が約束してくれた。
もういないよ。
彼は。
エントラッセンしたからね。
心配しなくていい。
桜井病院との協力関係は続けるよ。
桜井病院との協力関係は続けるよ。
短い間だけどね。
インドへ行くまでの。
(伊集院)朝田先生。
野口と話した。
桜井病院はつぶさない。
(荒瀬)ああ。
俺がここの院長だ。
医者のシフトに関しては心配するな。
それに今月末には必ずL&Pで桜井先生のオペをやる。
(加藤)ドクターマイクから連絡が来たわ。
(加藤)同時オペの手順を確認しておきたいって。
分かった。
まず人工心肺を回して低体温状態に持っていく。
(伊集院)深部体温20度になった時点で循環停止ですね。
(荒瀬)循環停止の限度は30分だ。
循環停止の間に俺たちが弓部大動脈瘤に対して弓部大動脈再建術を行い同時にドクターマイクがバジラトップ。
脳底動脈先端部動脈瘤に対してクリッピングを行う。
(伊集院)循環停止時間が長過ぎると脳にダメージが生じます。
状態管理にも細心の注意が必要です。
(荒瀬)だから俺なんだろ。
脳も心臓もどんな小さなミスも許されない。
万全の準備で挑んでくれ。
・
(ドアの開く音)
(木原)朝田。
最初が肝心だから言っとくが俺はL&Pの外科部長だ。
つまりあのう。
お前の上司だな。
そのことはよく分かっておくように。
木原。
は…はい。
桜井先生のオペ。
4分枝の人工血管が必要となる。
用意しといてくれ。
は…はい。
今すぐに。
(佐久間)噂どおりずいぶん立派な病院だね。
(桜井)ハハッ。
ここの設備と朝田の技術があれば何の心配もありませんよ。
(佐久間)桜井先生が言うんだから間違いないんだろう。
3日後には佐久間さんの僧帽弁再置換術のオペを行います。
(伊集院)検査にご案内します。
まずはお着替えですね。
(佐久間)はい。
桜井先生。
先生のオペの日程も決まりました。
3月27日です。
そうか。
ところでこの病院の顧問室はどこだ?えっ?・
(ノック)
(野口)はい。
どうぞ。
46年ぶりだな。
ここで朝田たちにオペをしてもらうことになったので挨拶をと思って。
(桜井)病気を治したらまた医師として復帰するつもりだ。
野口。
この病院をあのころ俺やお前が夢見た理想の病院にしてくれ。
よろしく頼む。
理想の病院は時代によって変わる。
私はこれからの時代に合った理想の病院をつくる。
そうか。
お前ならできるだろう。
理想の病院つくってみせるよ。
(鬼頭)朝田龍太郎。
あなたが最後のピースだった。
これで桜井先生のオペができる。
必ず助けて。
そのためにL&Pに来た。
そうね。
でもその先がある。
どういう意味だ?
(エレベーターの到着音)
(野口)3月20日に世界に向けて発信する。
3月20日。
桜井先生のオペの1週間前。
朝田たちは断れないだろう。
岡村ならそんなやり方はしない…。
岡村と僕は違うからね。
(鬼頭)私はチームドラゴンをもらえればそれでいい。
もちろんだよ。
彼らをまとめ率いることができるのはミス鬼頭。
君しかいないだろうからね。
(エレベーターの到着音)
(猪原)はい。
お願いしますね。
(医師)採血バイタル測定なんて医者の仕事じゃ…。
(早川)医者の仕事ですよ。
ここはL&Pじゃないんですから。
(医師)えっ?
(早川)直接測定すれば患者の最新の状態がよく分かりすぐ対処できますからね。
(早川)ったく。
佐久間さんの弁置換を桜井先生がやったのは30年前だ。
(伊集院)その間に癒着が相当進行していることが予想されますね。
初回の手術とは違い再手術では癒着剥離時の出血リスクを伴う。
そうね。
桜井先生の手術で開胸された箇所の組織が30年の時を経て癒着している。
(荒瀬)慎重に剥離を進めても視野の確保は困難で電メスが心臓に当たると心室細動を引き起こす。
(加藤)癒着が強固だと右室壁や上行大動脈の損傷につながり大量出血を招くわ。
(伊集院)心臓自体のオペより何倍も剥離に時間がかかりますね。
高齢者だから時間がかかればリスクが増える。
荒瀬。
(荒瀬)任せておけ。
麻酔のコントロールは完璧にやってやる。
(伊集院)癒着剥離用の機材も確認しておきます。
ああ。
(荒瀬)お立ち台。
(看護師)はい。
(荒瀬)心配しなくていい。
俺たちが100歳まで動く心臓にする。
(荒瀬)1つ。
2つ。
(木原)いいか。
俺が育てたチームドラゴンのオペは必ず見ろ。
(研修医)でも噂の心臓と脳の同時オペじゃ…。
(木原)バカヤロー!あいつらがやるならどんなオペでも勉強になる。
(研修医)僧帽弁再置換術ですね。
激しい癒着が想定される。
今回も大変なオペになるぞ!
(荒瀬)6つ。
にゃにゃーつ。
はい。
落ちた。
(荒瀬)準備できてるぜ。
これよりスタックバルブに対する僧帽弁再置換術を行う。
メス。
(看護師)はい。
(加藤)鑷子。
ガーゼ。
(看護師)はい。
電メス。
(看護師)はい。
伊集院。
緊急送血用に左の大腿動脈にシースを入れろ。
(伊集院)はい。
シース下さい。
(看護師)はい。
ワイヤツイスター。
(看護師)はい。
(加藤)ワイヤカッター。
(看護師)はい。
(荒瀬)ベッドダウン。
(木原)胸骨切開時心臓を傷つけないように通常は残すワイヤをもう抜いてしまった。
どこまで強気なんだ。
(荒瀬)レートコントロール。
サジタルソー。
(看護師)はい。
(一同)爪鉤。
はい。
サッカー。
はい。
荒瀬。
呼吸を止めてくれ。
(荒瀬)ああ。
胸骨切開終了。
電メス。
(看護師)はい。
いよいよ癒着剥離ね。
ウェイトラナー。
(看護師)はい。
(伊集院)癒着がほとんどない。
えっ?
(伊集院)再手術なのにこんなに癒着がない状態初めてですよ。
癒着がほとんどないってそんなことあり得るのか?正確かつ無駄のない完璧なオペが行われたら癒着のないケースもあり得る。
ただそれだけ完璧な弁置換ができる外科医は当時いなかった。
(加藤)さすが桜井先生ね。
俺たちも桜井先生に負けないオペをやる。
一気に剥離を終わらせる。
電メス。
(看護師)はい。
右側左房切開で僧帽弁へアプローチする。
メス。
(看護師)はい。
(一同)ツッペル。
はい。
ポンプサッカーグリーンアップ。
はい。
(荒瀬)ベント止めろ。
(ME)はい。
メッツェン。
(看護師)はい。
(加藤)クーリー鉤。
(看護師)はい。
(伊集院・ME)イエローサッカーもアップしてください。
はい。
(荒瀬)ベント再開。
(ME)はい。
(加藤)どう?見える?パンヌスがディスク型一葉弁のヒンジに絡んでいる。
こいつが原因だ。
ただ桜井先生の縫着は完璧だ。
これより人工弁を摘出する。
メス。
(看護師)はい。
(一同)鑷子。
はい。
サイザーの用意してください。
はい。
(荒瀬)ハルン問題なし。
人工弁摘出。
(伊集院)これがディスク型一葉弁。
(加藤)当時は最新の弁だったのよ。
(荒瀬)30年も持つとはな。
大したもんだ。
人工弁を再縫着する。
サイザー。
(伊集院)はい。
(鬼頭)桜井先生と同じアプローチで再弁置換術をやるとはね。
この術式なら再々手術になっても癒着は少ない。
先の先まで考えた術式ということね。
こういうオペを見せつけられるから欲しくなるのよね彼らのことが。
(木原)えっ?
(鬼頭)彼らのオペ今のうちに目に焼き付けときなさい。
(木原)今のうちって。
メッツェン。
(看護師)はい。
僧帽弁再置換術終了。
(荒瀬)よーし。
左房縫ったらウィーニング開始。
(ME)はい。
5−0。
(看護師)はい。
佐久間さん。
これが体の中に入っていた人工弁です。
へえー。
これが俺の心臓に?記念にもらえるかい?ええ。
どうぞ。
こいつが俺をずっと支えてくれてたのか。
最新の人工弁に入れ替えましたが今までどおり抗凝固剤を。
分かってるよ。
30年飲み続けてきたからな。
抗凝固剤を飲むと血が止まりにくくなりますから…。
ケガには気を付けるんだよな。
昔桜井先生にも口酸っぱく念を押されたよ。
(加藤)ドクターマイクから連絡があったわ。
オペの手順了解したそうよ。
そうか。
(加藤)チームドラゴンとオペができることを楽しみにしている。
最高のオペにしてみせるって。
(荒瀬)当然だ。
(伊集院)世界に例のない同時オペになりますね。
だけど俺たちならやれる。
桜井先生を必ず助ける。
ポンプオフ。
(猪原)はい。
伊集院。
大腿送血をクランプしてくれ。
(伊集院)はい。
クランプ下さい。
(猪原)はい。
同時にいくぞ。
(伊集院)はい。
循環停止。
カウントスタート。
メス。
メッツェン。
(猪原)はい。
はい。
(加藤)私はここでハーケンもらうわ。
ああ。
(荒瀬)頭冷やすぞ。
(猪原)クーリング外回りに指示します。
大丈夫です。
今のところ問題ありません。
(桜井)うん。
佐久間さん。
退院おめでとうございます。
桜井先生に会いに行くんだ。
これを見せてお礼を言いたくてな。
佐久間さんの元気な姿を見たら桜井先生も喜びます。
先生の好きなあなご握ってくか。
桜井先生の手術もうすぐなんだろ?1週間後です。
桜井先生を頼むよ。
はい。
(医師)おい。
始まるぞ。
・
(演奏)
(藤吉)聞いたよ。
桜井先生のオペできるようになったんだってな?ああ。
全米ナンバーワンの脳外科医が来て同時オペをしてくれることになった。
ドクターマイク・ボールドウィン。
(藤吉)アメリカの学会で会ったよ。
スケジュール調整でずいぶん無理したらしいがお前たちとオペできるのを楽しみにしてると言ってた。
岡村が交渉してくれたんだ。
あっそうか。
マイクは…。
(加藤)朝田!
(野口)われわれL&P病院は日本が誇る最先端医療を発信する拠点として多くの注目を集めてきました。
今こそL&P病院が誇る医療を世界に進出させたいと思います。
インターナショナルメディカルチェーンの記念すべき最初の場所はインド!
(どよめき)その名はデリー・シャンティ・ホスピタル。
(歓声・拍手)
(野口)日本の皆保険制度は崩壊寸前です。
年々医療費は増え続け数年後には40兆円を超えるでしょう。
これを打開する方法は一つしかない。
海外にメード・イン・ジャパンの病院をつくり外貨を獲得していく産業として成功させることです。
これはL&Pリースと政府共同の国家的プロジェクト。
(野口)インドの後はロシア中国ベトナム。
世界中にL&P病院をモデルとした病院を建設する予定です。
(歓声)
(野口)海外進出に当たってわがL&Pが誇る最強のスタッフを揃えました。
まずはインドで医師たちを統率する責任者にドクター鬼頭。
(歓声・拍手)
(野口)そして現場で治療に当たるのは世界最高水準の医療技術を誇る最強のチーム。
(野口)その名はチームドラゴン。
(歓声)
(拍手)チームドラゴンがインドに?
(猪原)龍太郎ちゃんたちがインドへ?
(野口)チームドラゴンが世界の患者を治療していくのです。
(記者)なるほど。
壮大なプロジェクトですね。
(野口)それを必ず5年で実現してみせる。
これ記事にちゃんと書いといてね。
(記者)分かりました。
(野口)それじゃよろしく。
(記者たち)ありがとうございました。
(荒瀬)俺たちがインドに行くってどういうことだ?
(加藤)インドに行くなんて私たち…。
(野口)君たちをL&Pにスカウトしたのはそのためなんだよ。
(野口)岡村ちゃんから聞いてないの?彼も肝心なこと話してないんだから困っちゃうよね?世界に向けて君たちのこと発表してしまったじゃない。
(荒瀬)ふざけるな。
僕たちは何も知らされていない。
(野口)これ見れば分かるよ。
日本の医療は素晴らしいね。
いつでもどこでも誰でも平等に安心して治療を受けられる。
でももはや医療費はパンク寸前だ。
どうすればいいかな?新たな財源を確保するしかないよね?でもそれがどこにあるかな?世界だよ。
日本の高水準の医療を輸出して外貨を稼ぐ。
それを日本の医療に還元し財源が確保される。
素晴らしいアイデアだと思わない?僕はね桜井修三を助けたいんだよ。
桜井を助けるためにはL&Pのスーパー医療特区が必要だったよね?世界各国にL&Pのような病院ができたら桜井修三がドクターマイクに助けられるようなことが世界中で可能だと思わない?僕何か間違ったこと言ってる?僕の言ってること正しいよね?ああ。
そのとおりだ。
このプロジェクトが日本の医療の最後のとりでだ。
朝田龍太郎。
君の力を貸してほしい。
ヘヘヘ。
よし。
(佐久間)うわ!?ああー。
痛え。
(子供)すいません。
大丈夫ですか?
(佐久間)ああ。
大丈夫。
いいからいいから。
(子供)すいません。
(朋子)桜井先生。
佐久間さんがいらっしゃってます。
(桜井)おう。
(桜井)あっ?佐久間さん。
どうしました?
(佐久間)ええ。
転んでしまって。
それより約束のあなご握ってきたよ。
ちょっと崩れてしまったけど味は保証する。
(桜井)いやぁ。
ありがとう。
おう。
頂いたよ。
(猪原)すいません。
ありがとうございます。
(佐久間)それとこれ。
(桜井)うん?
(佐久間)30年間俺の心臓を支えてくれていたものだ。
懐かしいな。
(佐久間)朝田先生が言ってたよ。
桜井先生の手術は完璧だったって。
朝田先生は昔のあなたを見てるようだった。
朝田がオペしたんなら間違いなくもう30年は大丈夫だ。
これで先生も体を治して長生き競争…。
(桜井)佐久間さん?
(佐久間)あっ…。
(桜井)佐久間さん!?佐久間さん!?佐久間さん!?
(猪原)佐久間さん?佐久間さん!?
(桜井)転倒の衝撃で心のう内に出血が。
心タンポナーデ。
(猪原)救急カート。
(猪原)ストレッチャー急いで。
(朋子)はい!心肺停止だ。
(猪原)AEDも!・
(朋子)はい!
(桜井)戻れ。
戻ってこい。
戻ってこい!
(猪原)院長。
再鼓動。
(桂)ストレッチャー着きました。
(朋子)ストッパー下ろします。
(一同)移します。
1・2・3。
後は心のうドレナージ。
(早川)僕がやります。
エコーガイド下に心のうを穿刺してピッグテイルカテーテルを心のう内に留置。
そして貯留した血液をドレナージして心タンポナーデを解除する。
(桜井)ああ。
(早川)朝田先生に散々たたき込まれてますから。
(早川)先生は休んでください。
大丈夫ですから。
行きましょう。
久しぶりだな。
話がある。
ああ。
お前の力が必要だ。
ああー!?2015/07/03(金) 14:55〜15:50
関西テレビ1
医龍4〜Team Medical Dragon〜 #10[再][字]
桜井の命と引き換えに、野口に魂を売る朝田。これを引き金に、人間関係が大きくきしみ始める。野口が想像を超えるプランを語る最中、桜井が絶対絶命のピンチに!
詳細情報
番組内容
朝田龍太郎(坂口憲二)をL&P病院へ呼ぶのは桜井修三(平幹二朗)の復帰後にするという岡村征(高橋克典)の判断が不満な野口賢雄(岸部一徳)は、自ら桜井総合病院へ出向き朝田が病院を移らなければオペはやらせないと言い放つ。
30年前、桜井が心臓に人工弁を埋め込むオペをした佐久間邦夫(岡本信人)が桜井総合病院へやってきた。高齢を理由に人工弁交換のオペを断ろうとした佐久間に桜井は自分を待つ患者のため、そ
番組内容2
して助けようとしてくれる医師たちのために自分も心臓と脳のオペを受けることを話す。佐久間はオペを決断し、それを聞いていた朝田もL&P病院へ移ることを決め、桜井に“佐久間はL&P病院で受け入れる”と話す。
岡村が野口のもとへ行く。強引な朝田の引き抜き方法を非難する岡村に野口は…。
朝田がL&P病院へ出勤してきた。顧問室を訪れた朝田は、桜井総合病院との協力関係を続ける約束を確認すると、野口からL&P
番組内容3
病院のバッジのついた白衣を受け取る。
後日、桜井が佐久間を連れてL&P病院に来る。桜井は佐久間を伊集院登(小池徹平)に託すと、顧問室へ向かう。46年ぶりの対面を果たす野口と桜井。桜井は野口にL&P病院を学生時代に思い描いていた理想の病院にして欲しいと言葉をかける。
そんな中、野口は鬼頭笙子(夏木マリ)に桜井のオペ1週間前のタイミングでチームドラゴンのインド派遣を大々的に発表する予定だと告げ…。
出演者
坂口憲二
稲森いずみ
小池徹平
阿部サダヲ
キムラ緑子
柄本佑
池田鉄洋
・
高橋克典
平幹二朗
・
佐々木蔵之介
夏木マリ
岸部一徳
ほか
スタッフ
【原作】
乃木坂太郎
【原案】
永井明(「医龍」小学館 ビッグコミックス刊)
【脚本】
浜田秀哉
【プロデュース】
長部聡介
大木綾子
【演出】
水田成英
【音楽】
吉川慶
澤野弘之
河野伸
【制作】
フジテレビドラマ制作部
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