小便小僧が大量におしっこしてる。
立ち向かうのは最先端のオムツを巨大化した直径２ｍの実験装置だ。
小便小僧が巨大オムツに挑戦する？だれもが当たり前だと思っている自然の法則や科学の知識。
でもそれは本当なのでしょうか。
答えはやってみなくちゃわからない「大科学実験」で。
小便小僧のお昼寝だ。
ふとんの中ですることは…。
やっぱりおねしょだ。
オムツを着けるんだ。
おしっこしても…もれてない。
しかもサラサラ。
どうしてもれないんだろう？綿みたいなものがいっぱい。
うん？粉が出てきた。
小さいね。
時間をかけてじわじわ吸ってくんだね。
おっ！ふくらんでいく。
水を吸うとふくらんでゼリーみたいになるんだ。
５００ｍｇの粉で１００ｃｃを吸った。
２００倍の重さを吸水したことになる。
これだけ水を吸えるといろんなことに使えるね。
これは携帯用トイレ。
中に吸水ポリマーが入っていてどこでも用を足せる。
植木にも吸水したポリマーを置いておけば水やりをしなくて済む。
洪水の時も吸水ポリマーが活躍する。
はんらんした水を止めるふくろに入ってるんだ。
吸水ポリマーが入るとオムツも断然ちがう。
この綿みたいなのはパルプ。
紙の原料だ。
パルプだけだと…。
速く吸うけど吸いきれない。
吸水ポリマーが入っていると…。
どんどん吸う。
ふくらんできたぞ！ゼリーみたいになった。
吸水ポリマーが入っているとたくさんの水をすぐに吸うことができるんだね。
あっ！小便小僧が増えた！洗濯物をねらってる。
パルプと吸水ポリマーで巨大オムツを作って小僧の小便をどれだけ吸えるか大実験。
オムツ装置は直径２ｍ。
水がもれてるかどうか見るため地上２ｍに造った。
準備する水は１ｔ。
まずネットを底にしく。
吸水ポリマーは大きさ１ｍｍ。
落ちないようにしないとね。
水はホースで４体の小便小僧につなげるんだ。
装置全体に水がかかるようにしたんだね。
６時間かけて装置完成。
吸水ポリマーのない状態だと…。
もれちゃうね。
吸水ポリマーを準備しよう。
合計１０ｋｇ。
まずパルプをたくさんふくんだティッシュをしいていく。
２時間かけてティッシュをしいた。
さあ吸水ポリマーをセットしよう。
全体にまんべんなくしいていく。
吸水ポリマーの上にティッシュ。
さらに吸水ポリマーと重ねるんだ。
層にすることで吸水もれがないようにした。
さあいよいよ小便小僧の放水開始。
１ｔの水を１０ｋｇの吸水ポリマーは吸いきれるのか。
ふくらんできたぞ！水を吸ってる。
もれてない！水は残り半分になった。
まだまだふくらむね。
水は…？もれてない。
残り３００。
あれ？水がたまってる？水を吸ってないのか？あれ！？もれてる！白いところがある。
まだ水を吸ってないところがあるんだ。
ふくらんだ吸水ポリマーがふたになって下にまで水が届かないんだ。
かき混ぜるんだね。
水は…もれてな〜い！またふくらみ始めた。
水を吸ってる！カメラがちんぼつした〜！あともう少し。
やった〜！１ｔ終わった！もれてな〜い！１０ｋｇの吸水ポリマーが１ｔの水を吸ったんだ。
全部ゼリー状になっている。
大成功！今回の実験で高分子吸水ポリマー１０ｋｇで水１ｔを吸えることがわかった。
吸水ポリマーは少なくとも１００倍の重さの水を吸うことができる。
だからやってみなくちゃわからない「大科学実験」で。
もうおもらししちゃだめだよ。
2015/07/03(金) 15:30〜15:40
ＮＨＫＥテレ１大阪
大科学実験「小便小僧と巨大オムツ」[字]
紙おむつなどに使われている吸水ポリマーは、最大で自重の１０００倍もの水を吸収する。巨大おむつを作成し１ｋｇの吸水ポリマーが１トンの水を吸水するのか大実験。
詳細情報
番組内容
スケールの大きな実験をスタイリッシュな映像で描く、科学教育番組シリーズ。紙おむつなどに使われている“吸水ポリマー”は、最大で自重の１０００倍もの水を吸収する。巨大おむつを作成し、１ｋｇの吸水ポリマーが１トンの水を吸水するのかを大実験！
出演者
【語り】細野晴臣
ジャンル :
ドキュメンタリー／教養 – 宇宙・科学・医学
趣味／教育 – 幼児・小学生
趣味／教育 – 中学生・高校生
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード（ステレオ）
サンプリングレート : 48kHz
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