下地毅
2015年7月3日03時00分
安全保障関連法案に反対する県民集会が1日夜、福井市であった。憲法学者からも憲法違反の指摘が相次ぐ法案に市民が強い危機感を示し、実行委員会が用意した資料500枚は瞬く間になくなった。
6月23日に声明を発表した福井弁護士会の有志21人を代表し、海道宏実氏が「審議すればするほどボロが出てくる」「憲法、平和主義、立憲主義の危機だ」と訴えた。9条の会・ふくいの屋敷紘美氏も「戦争をする道か、憲法を理念とする平和と民主主義の道かが問われている。廃案に追い込みたい」と呼びかけた。
最後に「憲法の基本原理である恒久平和主義を、憲法改正手続きによることなく法律で投げ捨てることは、憲法秩序を破壊し、平和のみならず、国民の基本的人権全体にかつてない危機をもたらす」として法案の取り下げを求める決議を採択した。
残り:541文字/本文:891文字
おすすめコンテンツ
PR比べてお得!