蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【サッカー】澤「悔いなく一瞬一瞬を楽しむ」 W杯集大成 米国と頂上決戦2015年7月6日 紙面から
【バンクーバー(カナダ)原田公樹】2015年女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会で、なでしこジャパン(日本女子代表)は連覇をかけ、日本時間6日午前8時(現地5日午後4時)開始の決勝で米国と対戦する。「最後のワールドカップ」となるMF澤穂希(36)=INAC神戸=は「悔いなく一瞬一瞬を楽しむ」と心境を語った。決戦前日の4日、MF安藤梢(32)=フランクフルトがバンクーバー入りしチームに復帰。再び23人となったなでしこは、一丸となって宿敵米国を撃破する。 決勝の前日、最後のW杯ゲームに臨む心境を聞かれた澤は、すっきりした表情でこう語った。 「いい準備ができて、心も体も整いました。このメンバーで、やるのは明日が最後。悔いなく一瞬一瞬、最後まで楽しみたい」 16歳のとき、まだ「女子世界選手権」と呼ばれた1995年スウェーデン大会1次リーグ初戦のドイツ戦でW杯デビューを果たした。以来、男女通じて史上最多となるW杯6大会連続で出場。今大会のオーストラリア戦まで、23戦8ゴールを記録した。 なかでも主将として、日本を初優勝へ導き、得点王と大会最優秀選手に輝いた4年前のドイツ大会の活躍は、世界中のファンや選手の記憶に残っている。その年、FIFA(国際サッカー連盟)年間最優秀選手を受賞し、サッカー選手として、世界の頂点に立った。 だがスーパースターも年齢を重ねる。36歳になり90分間、ピッチを走り回るプレーはもうできないかもしれない。悩み続けたが主将の宮間に懇願され、「試合に出ようが控えだろうが、チームが勝つために自分ができることを一生懸命やる」と決断。5月、佐々木監督の要請を受け入れ、1年ぶりに代表へ復帰した。 スイス戦とエクアドル戦で先発したが、ベンチを温める機会が増えた。それでも澤に迷いはない。「4年前、山郷(のぞみ)さんがチームを全力でサポートしてくれた。サブの選手、出ている選手に対しても。今回は自分がそういう位置で、みんなのモチベーションとか、微力ですけど…」 今大会、決勝トーナメントに進んでから、なでしこジャパンの雰囲気はとたんによくなった。澤を筆頭に近賀や福元らベテラン勢が、チームの盛り上げ役に徹しているからだ。大会前は不調だったチームが、6連勝で決勝まで勝ち上がった理由は、この澤の献身が大きい。あと1勝。4年前の決勝のように、劇的ゴールは決められないかもしれないが、澤は最後まで力を尽くす。 PR情報
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