2015年7月6日11時32分
愛知県内の県立高校元校長の男性(61)が教え子の女子生徒と性行為を続けていたとして、退職金2千数百万円を全額返納する念書を交わしていたことが、6日、県教委への取材でわかった。
県教委によると、元校長は10年以上前の教諭時代、勤務先の女子生徒と不適切な関係になった。元校長は結婚していたが、卒業後も数年間交際を続けていたという。
県教委は2011年、匿名の投書を受けて問題を把握していたが、生徒側への確認を怠り、懲戒処分にしなかった。昨年12月、再び匿名の情報提供を受け、元校長や生徒側に事実関係を確認したという。
元校長は昨春退職していて懲戒処分にできないため、県条例に基づき退職金の返納を命じる行政処分を検討したが、元校長が自ら返納を申し出たという。
大村秀章知事は6日の定例記者会見で「極めて遺憾で、事実関係をしっかり調べていく。(発覚時に)元校長側だけでなく、双方からきちんと聞き取るべきだった」と述べた。
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