蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【大リーグ】マー 直球主体で復調 「前の2戦とは違う」2015年7月5日 紙面から 3戦ぶりのクオリティースタート(6イニング以上を自責点3以下)も、田中は要所で踏ん張れなかった。復活の期待がかかった初回。しかし2本の二塁打と四球が絡んでいきなり2失点を許すと、またも暗雲が立ち込めた。 「初回の2点が重かった。反省しないといけない」。今季9勝のレイズ先発アーチャーと投げ合う中で許した先制点。5回にも無死三塁から9番リベラを追い込みながらも落差のないスプリットを右犠飛にされて3点目。96球に達した6回限りでマウンドを降りた。 ただ、この日の田中はただでは転ばなかった。連続3被弾を許した直近の2登板とは違い、“原点回帰”とも言える直球主体の投球で復調の兆しを見いだした。 「自分の中でどういうピッチングがいい形が出せるかって考えたとき、やっぱり真っすぐをしっかりと投げられていないと変化球も生きてこない。そういう部分で真っすぐはコーナーにある程度投げられていた」 6失点を喫した前回アストロズ戦は98球中、直球系が44球。この日は96球中53球が直球系と、割合で表すと45%から55%へと約10%直球系の割合を増やした。 登板間の中5日でも直球系だけを投じるブルペン投球の日を設けるなど、直球を中心に修正に励んできた右腕は「前の2戦の内容とは自分の中では大きく違う。次の登板が楽しみ。皆さんに満足していただけるような投球をできるのが一番」と、投球内容とは裏腹に充実の表情を見せた。 ジラルディ監督も「2回以降は立ち直った。前回までよりも数段良くなっていた」と投球を前向きに受け止めた。次回先発予定は9日(日本時間10日)に本拠地であるアスレチックス戦。前半戦最後となる登板で、自ら口にした「自信」を結果に結びつけたい。 (ニューヨーク穐村賢) PR情報
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