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【プロ野球】

西武、“おかわり”中村の逆転3点弾などで快勝 元同僚の涌井に痛打

2015年7月5日 紙面から

西武−ロッテ 1回裏1死一、二塁、左翼席に逆転の3ランを放つ西武・中村=西武プリンスドームで(冨永豊撮影)

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◇西武8−2ロッテ

 西武が快勝した。0−1の1回に中村の24号3ランで逆転。3回には斉藤、4回には栗山のソロで加点。中村は4、6回にも適時二塁打を放った。十亀がチームトップに並ぶ7勝目。ロッテは先発の涌井が誤算で連勝が4で止まった。

 大きな放物線は、レオファンが待つ左翼席中段に落ちた。本塁打と打点の2冠を独走する西武・中村が、1回に逆転の24号3ラン。かつての同僚・涌井からは2年で20打数6安打だが、うち4本が本塁打と大得意だ。

 「意識はしてないですけどね。ただ、うまく打てたと思う。いいバットの抜け方もしたし」

 同期入団の栗山とは、ここ4試合で3度目となるアベック弾。中村のバットはこれだけでは止まらなかった。涌井から4回には、柔軟な打撃で右翼線へ運び、6回には阿部から詰まりながらも左中間へ打ち返した。この適時二塁打2本で今季8度目の猛打賞。5打点の大爆発だった。

 24本塁打、78打点はいずれも独走。大阪桐蔭高の後輩、中田(日本ハム)とデッドヒートを繰り広げてきたが、中村が7月に入って3発、11打点と、明らかにギアが上がった。

 「何も考えずに打席に入りたいから、できれば独走態勢がいい。暑くなってきてしんどいですけど、ちょっとやせます。やせようと思ってやせられたら太ってないですけどね」

 無心なら打てる−。中村らしい言い回しで、タイトル争いと夏場の体重に触れた。首位のソフトバンクを追う西武。個人の勲章よりもチームの勝利がほしい。栄光へと導くのは主砲・中村のバットだ。 (山田孝人)

 

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