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      宮崎で安保法案に反対する集会

      集団的自衛権の行使を可能にすることを盛り込んだ安全保障関連法案に反対する人たちが宮崎市中心部で集会を開き「法案は学者の多くが憲法違反と指摘していて、憲法9条の破壊につながることは明らかだ」などと訴えました。

      宮崎市中心部では、4日午後、労働組合で作る団体などが集会を開き、主催者の発表でおよそ550人が集まりました。
      この中で、「県平和・人権・環境労働組合会議」の大久保貴司議長は「安倍総理大臣はこの法案で日本を戦争できる国にしようとしている。法案の成立を断じて許すわけにはいかない」と述べました。
      また、県教職員組合の外薗隆子女性部長は「法案は学者の多くが憲法違反だと指摘している。憲法9条の破壊につながることは明らかだ」と訴えました。
      集団的自衛権の行使を可能にすることを盛り込んだ安全保障関連法案は、衆議院の特別委員会で審議されていて、与党側は今月16日にも衆議院通過を図る方針です。
      参加した68歳の男性は「政府は国民の意見を無視していて、このままだと戦争になると危惧している。国会では憲法を中心とした論議をきちんと行って欲しい」と話しました。
      NHKが先月行った世論調査によりますと、安全保障関連法案を、いまの国会で成立させるという政府・与党の方針については、▼「賛成」が18%、▼「反対」が37%、▼「どちらともいえない」が37%でした。

      07月04日 18時33分