最低賃金審議会に,庶民が直接意見できるような方法がないのが根本的におかしいぞ。
安倍倒せ,と言うのは大勢いて,言うのは簡単やけど,じゃあ安倍政権を倒した後にどうしたいか?まで考えないと,人々は理解してくれんやろなあ。
それで政権倒して政治が良くなった前例もないし。
最近だと民主党がいい例。
安倍では不安やけど,コイツらの言うとおりにしたらもっと世の中が悪くなる,と人々から考えられたら,味方になってもらえんねん。
そこを大勢が理解してない。
そして,景気を良くするために,日本の最低賃金を1,500円くらいにしてみせる!とか言う国会議員なり政党なりはないのかと思う。
東京都で888円の最低賃金があり,その前提で派遣会社がマージンを取っていると考えたら,最低賃金1,500円はあり得ない値ではない。
こうすると,派遣会社や子会社が間にかむよりも,同一企業内での直接雇用のほうが良くなる。
そうすると中小企業はやってけん!という議論もあるやろ。
けど,とにかくこういう人々の生活に直接関係するものを,国会議員なり地方議員が考えんでどないする。
だって議員だって,1票に格差はないことになっているから,最も多いはずの低所得者をに向けて「最低賃金を上げます!」と言ったら,必ず票が入るはず。
本来低所得者が大票田のはずやから,そこに訴えれば,大々的に違法な買収でもない限り勝つ。
しかし,「最低賃金を上げます!」なんて公約する議員聞いたことがない。
そこで,最低賃金ってどうやって決まっているのだろう?と思って検索したら,厚生労働省の”最低賃金審議会”で決まっているらしい。
そしてこれを読めば,公益委員は全員大学教授,労働者側委員は全員御用組合委員で,コレでは庶民の声が届かん。
「最低賃金審議会」の委員に,もっと庶民や庶民から選出された議員が入れるように改正し,その上で最低賃金1,500円などを目標にしていくほうがええんちゃうかなあ?
そんな主張をしてくれる組合なり議員があれば,これは魅力的ちゃう?
だいたい,最低賃金で1日8時間(休憩1時間),週5日働いて生活保護水準を下回るような最低賃金っておかしいやろ。
最低賃金で1日8時間(休憩1時間),週5日働いて,生活保護水準の1.5倍とかならば分かるけど。
だから私は1,500円という値を仮決めしてみた。
しかし,それぞれの労働者の認識も問題やな。
人々は自分の勤める会社の社長に対して文句あるんやろけど,子会社・孫会社の社長って実のところ親会社の中間管理職程度でしかない。
そうでなくて,社長が作り上げた会社であっても,実質下請け会社というのはある。
その世の中の仕組みを分からずして,中間管理職程度の人を相手に訴訟などをしてみたところで,為政者から見れば,お釈迦様の手のひらで遊んでいる孫悟空程度の意味合いしかない。
だからこそ海外では労組は産業別になっているのに,どうして日本は誰もそれを不思議と思わんのか。
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