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海賊対処の護衛艦出港 初の女性隊員も10人 佐世保から

西日本新聞 7月6日(月)9時42分配信

 海賊対処法に基づく民間船舶の警護のためアフリカのソマリア沖(アデン湾)に派遣される第22次隊として、海上自衛隊の護衛艦あきづき(5050トン)とさわぎり(3500トン)の2隻が5日、佐世保市の海自佐世保基地を出港した。あきづきには2009年から始まった同海域への派遣部隊としては初めて女性隊員10人が乗艦。海上保安官8人を含む計約440人が任務に当たる。
 約3週間で海域に到着し、約4カ月間、日本や外国の商船を海賊から護衛する。出発式で部隊指揮官の豊住太第5護衛隊司令は見送りの家族ら1450人を前に「自衛隊の代表として、威風堂々、全力で任務に取り組んでまいる」とあいさつした。隊員が甲板の上に並んで手を振りながら、2隻は岸壁を離れた。
=2015/07/06付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:7月6日(月)9時42分

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