おはようございます。
7時になりました。
北朝鮮が拉致被害者らの調査を開始してからあすで1年となるのを前に、調査結果の報告の延期を政府に連絡してきていたことが、日朝関係筋の話で分かりました。
政府は北朝鮮側の対応は遺憾だとしながらも、拉致被害者らの帰国実現を目指し、調査を誠実に行い、速やかに結果を報告するよう、粘り強く働きかけていくことにしています。
北朝鮮は去年5月にスウェーデンで行われた、日本との政府間協議で、拉致被害者を含む日本人行方不明者の全面的な調査を行うことを約束し、去年7月4日に、特別調査委員会を設置し、調査を開始しました。
北朝鮮は、その後の去年9月、調査は全体で1年程度を目標とすると伝えてきたことから、外務省の担当者が、北朝鮮側と月1回程度の割合で接触し、拉致被害者の帰国を最優先とする日本の立場を重ねて伝えるとともに、速やかにかつ正直に、調査結果を報告するよう求めてきました。
こうした中、日朝関係筋によりますと、北朝鮮側が、調査開始からあすで1年となるのを前に、誠意を持って調査を行っているが、今しばらく時間がかかると、調査結果の報告の延期を、政府に連絡してきていたことが分かりました。
これを受けて政府は対応を検討した結果、調査結果の報告をいつまでも先送りにすることは容認できず、北朝鮮側の対応は遺憾だとしながらも、制裁を強化したり、協議を打ち切ったりすれば、拉致被害者の帰国の実現はより難しくなりかねないとして、北朝鮮側の連絡を受け入れることを決めました。
政府は引き続き、水面下の協議などを通じて、北朝鮮に対して、拉致被害者らに関する調査を誠実に行い、速やかに調査結果を報告するよう、粘り強く働きかけていくことにしています。
新幹線の車内で、乗客の男がガソリンをかぶって火をつけ、乗客の女性が巻き込まれて死亡した事件で、火災による熱風や煙が、1号車の前方から、女性が倒れていた2号車につながるデッキまで達したと見られることが分かりました。
女性は逃げ遅れて死亡したと見られ、警察はきょう、新幹線の車両を検証して、詳しい状況を調べることにしています。
先月30日、神奈川県内を走行中の東海道新幹線のぞみの車内で起きた放火事件。
林崎春生容疑者は、1号車の1列目と2列目の通路付近でガソリンをかぶって火をつけたと見られています。
火は一瞬にして広がり、1号車前方の通路部分の焼け方が最も激しく、前方部分の天井板が焼け落ちていました。
また車内では、黒煙などによる黒いすすが、1号車の車内だけでなく、2号車につながるデッキでも確認され、熱風や煙がここまで達したと見られることが分かりました。
このデッキでは、死亡した桑原佳子さんが倒れていました。
桑原さんは熱風や煙を吸い込んで、のどにやけどを負ったことによる窒息が原因で死亡しました。
警察によりますと、桑原さんの荷物は1号車の車内から見つかっていますが、1号車は自由席で、火が出たとき、桑原さんがどこにいたかは、まだ確認されていないということです。
車内の煙は、さらに3号車の辺りまで広がっていたということで、警察は、桑原さんが逃げ遅れて死亡したと見て、きょう、静岡県にあるJRの車両所で新幹線の車内の検証を行い、詳しい状況を調べることにしています。
次は、来年5月の伊勢志摩サミットに合わせて開催される閣僚会合についてです。
政府は、すでに決まっている外相や財務相の会合に加え、新潟市の農相会合、神戸市の保健相会合など8つの会合を開く方針を固めました。
政府は、来年5月に三重県で開催される、サミット・主要国首脳会議・伊勢志摩サミットに合わせて、定例で開かれている外相や財務相の会合に加え、地方創生の観点から、そのほかの閣僚会合も開催したいとして、関係国との間で調整を進めてきました。
その結果、政府は、新潟市で農相会合、茨城県つくば市で科学技術相会合、富山市で環境相会合、長野県軽井沢町で交通相会合、神戸市で保健相会合、岡山県倉敷市で教育相会合、高松市で情報通信相会合、北九州市でエネルギー相会合の、8つの会合を開く方針を固めました。
これでサミットに合わせて開かれる閣僚会合は、すでに決まっている広島市での外相会合、仙台市での財務相会合と合わせて、全国10か所になります。
政府はきょうにもこうした方針を発表することにしています。
次は、今週、ごく小規模な噴火が確認された、神奈川県の箱根山の大涌谷についてです。
こちらは箱根山の模型です。
この×印の部分は、直径20メートルの噴気孔が見つかった場所です。
さらにきのうは、この近くで、3つの噴気孔が出来ているのが新たに確認されました。
気象庁は、引き続き、噴火警戒レベル3の火口周辺警報を発表して、警戒するよう呼びかけています。
箱根山では先月29日以降、火山性地震が多い状態が続いていて、きょうも午前4時46分ごろに、箱根町で震度1の揺れを観測する地震が発生しています。
気象庁は引き続き噴火警戒レベル3の火口周辺警報を発表し、大涌谷からおおむね1キロの範囲では、噴火に伴う大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。
国内有数の観光地、箱根。
一部の地域では、火山活動による影響が続いています。
大涌谷から2キロほど離れたこちらの旅館。
5月以降、宿泊予約のキャンセルが相次ぎ、厳しい状況となっています。
強羅地区のこちらの温泉宿では、キャンセルの件数が5月はおよそ50件、先月はおよそ40件に上っています。
観光客の不安を払拭しようと、地元の自治会や観光協会は、独自の防災マニュアルを作りました。
避難が必要になった際には、鉄筋コンクリート造りなどの頑丈な旅館やホテルに誘導することなどが盛り込まれています。
観測記録が残る昭和以降、初めて確認された今回の噴火。
箱根山の地下では何が起きているのでしょうか。
神奈川県温泉地学研究所によりますと、箱根山では地下10キロ付近にマグマだまりがあると考えられています。
地下4キロよりも浅い場所には、マグマだまりから上昇してきた高温の火山ガスや、マグマなどで熱せられた熱水や水蒸気がたまっていると見られ、大涌谷周辺では一部が蒸気として噴き出しています。
地下深くから新たなマグマが供給され、マグマだまりが膨らむと、上昇する火山ガスなどの量が増えて、地下の圧力が増加し、周囲を破壊して群発地震が起きると考えられています。
大涌谷周辺での群発地震に、大きな変化が見られたのはことし4月下旬。
先月30日には、1日の回数が603回と、これまでで最多になりました。
同じ日には、新たな噴気孔が確認され、周辺には火山灰が積もり、噴石も飛び散っていることから、気象庁は、ごく小規模な噴火が発生したと発表しました。
ここからは、神奈川県温泉地学研究所の前の所長で、箱根山に詳しい、吉田明夫さんに伺います。
どうぞよろしくお願いします。
ごく小規模な噴火が確認されているということですが、今回の噴火がどのようにして起きたのか、改めてその仕組みを教えていただけますでしょうか。
そうですね、地下10キロメートルぐらいの深さにあると推定されるマグマだまりに、先ほども説明でもありましたけれども、新しいマグマが供給されるなどして、そこから高温高圧の火山性の熱水とかガスが供給され、その影響が地表まで及んだというふうに考えられます。
ただそれが直接、地表まで上昇してきたのではなくて、もともと地表付近にあった、浅い所にあった熱水の活動が活発化して、それが群発地震活動とか、地盤の隆起とか、これまで引き起こしてきたわけですけれども、それが今回、さらにちょっと活発化して、浅い所を突き破るようにして、浅い所にもともとあった熱水が出てきたということだと思います。
深い所にあったガスや熱水が出てきたわけではないということですね。
その影響によってもちろん活発化したわけですけれども、それが雪で着てきたわけではないと考えています。
また今後、より規模の大きな噴火が起きるおそれはあるんでしょうか。
そうですね、今申し上げましたように、深い所には高温高圧の熱水とかガスが、直接地表に影響を及ぼすような状況になりますと、より規模の大きな水蒸気噴火が起きる可能性があります。
具体的にはどんな点を見ていけばいいんでしょうか。
そうですね、高温高圧の熱水が地表付近まで上がってきますと、地表で非常に激しい地殻変動が観測されるっていう可能性もありますし、それと地下深い所での熱水火山ガスが、火山性のガスが増えてきますと、やや深い所、浅い地震ではなくて、3キロとか4キロメートルの深さのやや深い所の地震活動が活発化するっていう、大きな地震が多発するということも想定されます。
それと、水蒸気の噴気の中に、火山性と思われる成分が大量に入ってくるっていうようなことも見ていく必要があるかと思います。
そしてもう一点ですね、この膨張という点ですね。
そうですね。
これまで箱根火山の活動が始まると、必ず箱根山全体の膨張が観測されています。
火山帯の膨張が続くかぎりは、群発地震活動とか、噴気の、一日一日変化するわけですけれども、膨張が続くかぎり、火山活動が続いていくということができます。
一方、その膨張が終われば、群発地震活動が散発したり、噴気がまだ続いているような状況であっても、一応、今回の活動は終わるというふうに、判断することができるかと思います。
そういう意味で、箱根山全体の膨張を注視していくことが、長期的な推移を見ていくうえで、非常に重要な要素だと思います。
分かりました。
神奈川県温泉地学研究所の前の所長、吉田明夫さんに伺いました。
ありがとうございました。
では続いてギリシャ情勢です。
財政緊縮策の賛否を問う、国民投票に向けて、ギリシャでは賛成派と反対派の双方が集会などを開いて、有権者への呼びかけを活発化させ、国を二分する激しい論争が繰り広げられています。
一方、今週から導入された、銀行からの預金の引き出しなどを制限する資本規制は、企業活動に大きな打撃を与え始めています。
ギリシャの議会前に集まった人々。
訴えているのは、緊縮策への反対です。
こちらは、賛成を訴える大学教授や俳優たち。
2日、記者会見を開き、緊縮策の受け入れ反対は、ギリシャのユーロ圏からの離脱と経済の破綻を意味すると述べ、賛成票を投じるよう呼びかけました。
今月5日に予定される国民投票。
投票に向けて賛成派と反対派双方が、有権者への呼びかけを活発化させています。
一方、ギリシャで導入された資本規制は、ここ数年の緊縮策の影響で苦しんできた企業に、さらなる打撃を与えています。
インテリア部材のメーカーの社長、デスポトプロスさんです。
先月、事業の規模を縮小し、製造や卸売りに特化したやさきのことでした。
このメーカーでは、中国やイタリアなどから輸入した材料を使って、商品を製造しています。
しかし、海外への送金が制限されたため、新たな材料が調達できなくなり、在庫だけが頼みとなっています。
さらに、給与の支払いにも影響が出ています。
給料日だったこの日。
預金の引き出し制限によって、現金が準備できず、10人の従業員に給料を支払うことができませんでした。
影響は現地で活動する日本企業にも広がっています。
日本で造った船をギリシャの海運会社に販売している大手商社は、ギリシャ情勢が不透明感を増してきた4月ごろから、預金をヨーロッパの別の拠点の口座に移しました。
こうした対策もあって、今のところ、事業を継続できていますが、先行きを懸念しています。
資本規制などの措置は、今月5日に予定されている国民投票の翌日まで行われることになっています。
そのあとにどのような事態がやってくるのか。
企業関係者らは、注意深く事態の推移を見守っています。
旧社会党で委員長を務めた田辺誠氏が、昨夜、前橋市内の病院で亡くなりました。
93歳でした。
田辺氏は群馬県前橋市出身で、昭和35年の衆議院選挙に、旧社会党から立候補して初当選して以来、衆議院議員を11期務めました。
この間、旧社会党の国会対策委員長や書記長を経て、平成3年からは委員長を務めました。
田辺氏は、いわゆる旧社会党右派のリーダーとして、現実路線への転換に力を尽くしたほか、平成2年には、国会対策委員長時代に太いパイプを築いた金丸元自民党副総裁と共に北朝鮮を訪問して、キム・イルソン主席と会談するなど、日朝関係の改善に向けて尽力しました。
また委員長時代の平成4年には、PKO協力法が審議されていた国会で、当時の宮澤内閣と対じし、牛歩戦術などを使って、PKO協力法の成立に激しく抵抗しました。
田辺氏は平成8年に行われた衆議院選挙には立候補せず、政界を引退していました。
あのドラマの原作者の新たな挑戦です。
目標はただ一つ。
安く買って高く売ること。
腐ったこの国を買いたたく。
ドラマ、ハゲタカ。
許せない!
企業買収と金融の闇の世界を鋭く描き、大きな反響を呼びました。
原作者の真山仁さん。
経済、政治、農業、そしてエネルギー。
幅広い社会問題を現代に問う小説を立て続けに発表してきました。
見えてまいりましたね。
今、真山さんが向き合おうとしているのが、事故が起きた東京電力福島第一原子力発電所です。
作家としてデビューして、11年目を迎えた真山仁さん。
今、新たな小説に書こうとしているのが、福島第一原発の廃炉です。
40年という長い時間が必要だとされる廃炉の現場で、真山さんが何を見たのか迫ります。
作家の真山仁さんです。
この日訪れたのは、原発からおよそ8キロの場所にある富岡町。
特別に町の許可を得て、帰還困難区域の中に入りました。
あの日、すべての住民が避難したまま、時が止まった無人の町。
人が住めなくなった家は荒れ果て、空き巣の被害も相次いでいました。
真山さんが福島に向き合う原点は、6400人以上が亡くなった、20年前の阪神・淡路大震災でした。
新聞社を辞め、神戸でフリーライターをしていた真山さん。
震災で生き残った自分に、何ができるのか。
みずから体験した震災を題材に、小説を書きたいと思いましたが、形にはできなかったといいます。
震災から9年後、真山さんはハゲタカで一躍人気作家になります。
その後、出版社から求められるのは、経済小説。
震災に向き合えないまま、時は過ぎていきました。
こうした中で起きたのが、東日本大震災と、福島第一原発の事故でした。
今度こそ、目を背けてはならない。
真山さんはそう考えたといいます。
そして先週、真山さんは初めて福島第一原発に向かいました。
3か月に及ぶ交渉の末、初めて取材の許可が下りたのです。
防護服とマスクで身を包み、訪れたのは原発構内を見渡せる高台です。
そこで目にしたのは、構内に所狭しと設置された1000基を超える汚染水タンクでした。
毎日300トンずつ増え続ける、放射性物質に汚染された水。
最終的にどう処分するのか、メドは立っていません。
さらに核燃料がメルトダウンした1号機に近づいたときのことでした。
線量計のアラームが、一斉に鳴り出しました。
周囲の放射線量は、毎時およそ250マイクロシーベルト。
一般人の年間の被爆限度を、4時間で超えてしまう数値です。
高い放射線量が続く建屋の中から、溶け落ちた核燃料を取り出す廃炉の作業は、40年かけて進められることになっています。
真山さんはしばらくその場に立ち尽くしていました。
一方で、真山さんが僅かな希望を見いだした場所もありました。
事故直後、水素爆発で建屋上部が崩壊した4号機。
保管されていた1500体に及ぶ核燃料が、冷却できずに溶け落ちていれば、さらに広範囲に、深刻な汚染が広がるおそれもありました。
それから4年余り、がれきは取り除かれ、建屋は巨大な鉄骨を組み上げたカバーに覆われていました。
燃料プールに残されていた核燃料はすべて取り出され、その様子の撮影が許可されました。
放射線量は毎時60マイクロシーベルト。
事故直後の10分の1以下にまで下がっていました。
取材の終わり、真山さんは建設されたばかりの作業員の休憩所に向かいました。
作業員たちの輪に入っていった真山さん。
事故のあと、原発で汚染水の処理に携わるようになった地元の若者たちでした。
廃炉まで40年。
その現実をどう受け止めているのか尋ねました。
廃炉が進まないかぎり、ふるさとの復興はない。
真山さんは地元の若者たちの姿に、40年という歳月にひるむことなく、現実を見つめる力強さを感じていました。
その夜、早速小説の構想をまとめ始めた真山さん。
そこには廃炉の現場で感じた、かすかな希望を手がかりに、原発事故に向き合おうとする覚悟が記されていました。
真山さんは、現在の原発の様子を見て、立ち尽くしていましたが、そこから目を背けないという姿勢を、私たちもかみしめたいですね。
そうですね。
真山さんは福島での取材の結果をもとに、近く小説の執筆を始めることにしていて、この秋にも作品を発表したいと話していました。
続いてスポーツです。
なでしこジャパン、2大会連続の決勝進出ですね。
連覇まであと1勝です。
けさは宮澤ミシェルさんをお招きしまして、決勝のアメリカ戦のポイント、解説していただきます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
本当によく頑張りますね。
なでしこ魂ですね、まさにね。
早速ですが、この勢いでなでしこジャパンは、連覇できますね?
そうは甘くないんですよね。
やっぱり今までのね、相手とは次元が違いますよね。
やっぱり技術、組織力、そして何よりも正確性というのが高いですよ、アメリカは。
今までの相手は迫力はあったんですけれども、正確性に欠けるところがあった。
ところがアメリカはこれ、みんな持っていますね。
そのアメリカなんですけれども、世界ランキングは2位、4位の日本を上回っています。
さらに日本はこれまでアメリカに対して1勝23敗6引き分けと、圧倒されているんです。
さらにさらにロンドンオリンピックの決勝戦でも、敗れているんです。
この大会でも、そのアメリカの強さ、際立っています。
強いですね。
こちらは。
相手を抜く力ね。
15番、…という選手なんですが、決め切る力。
日本と同じように細かく崩しもできる。
点数の絡んでくるね、人数かけて攻めてくる。
そして高さですよね。
この10番がモーガン。
こういうプレーが随所に出てくる。
力強い。
男性並みの喜び方でしたけども。
さらにこのゴールキーパー、…選手。
澤選手、この安定感とこういう奪い切る最後の球ぎわの強さね。
こういったところ、みんな兼ね備えて、持ってますからね。
ここまで5試合連続無失点。
そうなんです。
相当強い相手ですね。
日本チームもね、失点が少ないんだけども、向こう、…できてるからね。
教えてください!どうすればアメリカに勝てるんですか?
正直、そう簡単ではありませんけれども、私、今回のために突破口を見つけてまいりました。
それはこちらなんですけどね、出ますか?4年間の進化を見せろ。
ドイツから4年がたっています。
縦への速い攻撃に磨きをかけてきました。
こういう試合ありますけどね。
そのヒントになる場面が、準決勝にあったんです。
前半30分過ぎの阪口選手から、有吉選手へのパス。
得点につながるPKを獲得をした場面ですね。
すばらしいですけどね、これ、見ていただけると、阪口選手、ちゅうばんのせんしゅなんですけど一瞬、顔を上げた瞬間に相手選手は全部、日本陣内のほうに向いてるんですよ。
前を向いてるんですけど、その背後っていうのはね、ディフェンスが弱いんですけど、このあうんの呼吸ですね。
こういう隙っていうのはね、アメリカにも必ずあると思います。
一瞬の隙を。
一瞬の隙をついてくる。
ここにずっと磨きをかけてきたんでね。
こういうことが実際に行われれば、試合中に、こういうとこ突いていければ、間違いなくチャンスはあるように感じませんか?
ありますね。
一瞬をついて。
ここ、できそうでしょ、このパターンは。
そして先ほどなんですけれども、なでしこジャパンの最新映像が入ってきました。
決勝を3日後に控え、選手たちが決勝の舞台、バンクーバーに移動しました。
2大会連続で決勝進出を決めたなでしこジャパン。
一夜明けた2日、チャーター機で1時間余り移動し、バンクーバーに到着しました。
空港ではキャプテンの宮間選手などが笑顔を見せていて、選手たちは移動の疲れを感じさせず、バスで宿舎へ向かいました。
選手たち、いい表情でしたね。
だから、もう予想がつかない、いいドラマをね、また起こしてくれるんじゃないかと、ぜひ期待していただきたい。
宮澤さん、きょうはありがとうございました。
ありがとうございました。
さあ、なでしこジャパンのワールドカップ連覇がかかる運命の一戦は6日月曜日午前8時キックオフです。
ここまでスポーツでした。
さて続いては、時代に流行とネットのトレンドに迫る、気になる@ライブです。
きょうは長野アナウンサーです。
長野さん。
おはようございます。
今週もインターネット上、さまざまなことばがありましたけれども、中でも注目したのは、これ。
ビリッカー。
新しいことばですが、私も当然、知りませんでした。
そのフィールドがここです。
ビリヤード上のようですよね。
ただ大きい。
どうやってプレーするかというと、このまま入っちゃうんです。
入っちゃった。
そしてこの足で、よっ!蹴ります。
おー、入った!2個も入った、ということで、お分かりですかね?ビリヤードとサッカーで、ビリッカーという新しい競技なんです。
もう2個入りましたよ。
ビリヤードですから、この手玉で、最初1番、1番をどうやって入れますかね、これ。
難しいよ、これ。
で、またあの1番を、入るかな?よっ。
だめだ。
ファウルになっちゃいましたけどね。
こうやって楽しむんですけれども、5年前にフランスで生まれました。
この競技を日本に紹介しようということで、ことしの1月に団体、立ち上がりまして、半年、準備をかけて、先週、初めての大会がこうして行われたんですよね。
大体20代、30代の男性、女性が多かったそうですけれどもね。
こうして私服姿で楽しむということです。
こうしたものをね、ニュースポーツといいましてね、1970年代の後半ぐらいから、たくさん開発されました。
その数、専門家によりますと、1000を超えるそうです。
まあいっぱい出ていますよね。
今ではメジャーになったスポーツなんていうのもありますけれどもね、特徴としては男女、年齢あまり関係なく同じフィールドで楽しめるものが多くなっています。
そのためにルール、あるいは道具なんていうのも工夫されてるんです。
例えばこんなものがあります。
大きい。
120センチ余りあるね、これね、ボール。
これでバレーボールのようにしたり、トスを上げて、落とさないようにしたり、さまざまなスポーツが開発されているんですが。
一例を挙げますと、自治体の町おこしのためにも開発されるニュースポーツ。
こんな滋賀県ではバレーボールのようなんですけど、よく見ると、手に網を持ってトスを上げたりするね、こんなスポーツも開発されてるんですね。
一般のスポーツをベースにしたものも、ニュースポーツ、多くなっておりまして、ビリッカーのように何かと何か、例えばこんな、これ、囲碁ボールっていいましてね、囲碁の町をアピールしようと開発したんですけれども、ゲートボールのスティックを持って、白黒分かれて、専用のマット、ちょっとくぼんでる所に入れてくんですよ。
ルールは五目並べのような感じで得点制で競っていくというものでね、これ、20年以上続いているそうなんですよ。
ただ、このニュースポーツ、簡単に思い付きそうでね、なかなか生き残るの難しいんですよ。
こちらなんかはね、ペットボトルボウリング。
15年前、とある自治体が開発しました。
ペットボトル、リサイクルにもいいじゃないですか。
ボールを投げて、ボウリングのようにします。
広めようとしたんですけれどもね、やってみたところ、もう、ペットボトルならべるのが面倒。
それからね、そんなに運動にならない。
そんな声が聞かれまして、花開かなかったというものなんですね。
本当、ニュースポーツ、専門家によりますと、生まれては消えていき、生き残るのは20%から25%ぐらいだということでした。
さあ日本にきたてのほやほやのビリッカー、どうなるんでしょうか。
先週はこんなデモンストレーション演技も行われました。
すみません、よろしくお願いします。
最初どうしましょうか、このスーパープレーは。
当てていく?クッションボール、お願いします。
さて、あっ、入った!うまい!続いてはこれ、今度も障害ありますけれども、今度はどうしていきましょう。
越えていく?ちょっと違う蹴り方。
越えていく?
おー!ジャンプボール。
ちょっと私もできるかもしれない。
やってみます。
どこら辺?
なに、やるの?
難しいんじゃない?
簡単そうなんですけど、そこらへん。
はい。
やったー!
ぎりぎり入った?ちょっと。
これはちょっと難しいですね。
こんな感じでね。
こんな感じで楽しいですけれどもね。
これ、こうして置きますけれども、生中継、どこまでいけるか。
もう一回やるのね。
すみません。
中継でお伝えしました。
気になる@ライブでした。
さて続いて気象情報です。
この時間、東京では雨が降っているようですね。
渡辺さん。
そうなんです。
雨粒がかなり大きくて、ぼつぼつと音を立てて傘に当たっています。
本降りの雨です。
地面見てみましても、結構、強く打ちつけていて、道路に水たまりがたくさん出来ている状態です。
レインブーツやレインコートが活躍するような降り方なんですが、場所によっては道路が冠水したり、土砂災害が発生するおそれもあります。
きょうは九州、奄美地方から関東にかけての太平洋側、激しく降る所もありそうです。
まずこの時間の雨の様子をご覧ください。
東海地方や鹿児島県の種子島、屋久島地方で黄色い表示、強い雨やオレンジの表示で、局地的には激しい雨が降っています。
では今後の見通しを見ていきましょう。
朝8時から動かします。
梅雨前線に伴う活発な雨雲、このあと関東にもかかる予想で、激しく降りそうです。
そして午後も、種子島、屋久島地方、奄美地方の十島村は非常に激しく降るおそれがあります。
その十島村ですが、現在、土砂災害警戒情報が出ています。
さらに今夜も、関東や静岡県、それに九州南部で雨の降り方に注意が必要です。
では予報です。
南太平洋の島国、トンガの国王の戴冠式に参列するため、きのう日本を出発した皇太子ご夫妻は、日本時間のけさ、トンガに到着されました。
皇太子ご夫妻は、日本時間の午前5時半前、チャーター機でトンガの首都ヌクアロファの近郊にある国際空港に到着されました。
雅子さまはおよそ10時間の長旅の疲れも見せず、皇太子さまと共に出迎えたトンガの皇太子や首相らとあいさつを交わし、現地の4歳の女の子が差し出した花束を笑顔で受け取られていました。
そして空港のターミナルビルに歩いて向かうと、現地に住む日本人らが、日の丸の旗を振って歓迎し、ご夫妻も手を振って応えられました。
このあと、空港の貴賓室でトンガの皇太子などと懇談されたということです。
平成15年に体調を崩し、療養を続けられる雅子さま。
大きな転機となったのが、11年ぶりの外国公式訪問となった、おととしのオランダ訪問でした。
その後も震災の被災地を泊まりがけで訪れたり、長く欠席が続いた宮中晩さん会に臨んだりして、少しずつ活動の幅を広げられてきました。
こうした中で、2年ぶりに外国訪問が再び実現しました。
ご夫妻は、現地時間の4日午前、王室ゆかりの教会で行われる、ツポウ6世国王の戴冠式に参列したあと、午後に王宮で催される昼食会に臨まれます。
今回の訪問では、療養中の雅子さまの負担や体調を考慮して、戴冠式にともなってこのほか予定されている王室やトンガ政府主催の3つの食事会については、皇太子さまだけで臨まれるということです。
ご夫妻は今月6日まで、トンガに滞在されます。
けさお伝えしているニュースです。
北朝鮮が、拉致被害者らの調査を開始してからあすで1年となるのを前に、調査結果の報告の延期を政府に連絡してきていたことが日朝関係筋の話で分かりました。
政府は、北朝鮮側の対応は遺憾だとしながらも、拉致被害者らの帰国実現を目指し、調査を誠実に行い、速やかに結果を報告するよう、粘り強く働きかけていくことにしています。
政府は、来年5月の伊勢志摩サミットに合わせて開かれる閣僚会合について、すでに決まっている外相や財務相の会合に加え、新潟市で農相会合、神戸市で保健相会合など、全国の8か所で開催する方針を固めました。
ギリシャでは、EUが提案した財政緊縮策の賛否を問う国民投票に向けて、賛成派と反対派の双方が集会などを開き、有権者への呼びかけを活発化させていて、国を二分する激しい論戦が繰り広げられています。
2015/07/03(金) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼火山活動続く箱根山。メカニズムと見通しを詳しく▼作家・真山仁さんが挑む新たなテーマは?福島第一原発の取材に密着▼新スポーツ「ビリッカー」って?生中継でお伝え
詳細情報
番組内容
▼箱根山で続く活発な火山活動。そのメカニズム、現状と見通しについて専門家の解説で詳しくお伝えします▼「ハゲタカ」で知られる作家の真山仁さんが、福島第一原発を取材。廃炉の現場に向き合おうとする真山さんの思いに迫ります▼東京国際ブックフェアはきょうから一般公開。電子書籍の時代、変わる自費出版についてお伝えします▼なでしこジャパン世界一へのポイントを、元日本代表の宮澤ミシェルさんが辛口で解説します
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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