男子テニスの世界ランキング5位・錦織圭(25=日清食品)が左ふくらはぎ負傷のため、ウィンブルドン選手権2回戦を棄権したために、お笑いコンビ「キャベツ確認中」のしまぞうZ(36)が悲惨な目に遭った。
しまぞうZは「ニセコリ」の異名を持つ、錦織のものまねで知られる芸人。ウィンブルドンで錦織の試合を観戦するため、先月30日から自費で渡英していた。格安航空券を使った片道18時間のロングフライトだったが、飛行機代と滞在費合わせて合計約15万円かかったという。
さらに大変だったのは、入場券の購入。何とか生で試合を見ようと、2回戦の当日券を求めて並んだところ、実に25時間もかかってなんとかゲットした。1回戦は観戦できなかっただけにテンションMAXだったが、錦織は2回戦が始まる直前、棄権することを決めた。この瞬間、しまぞうZがはたいた大金や長時間の渡航も一瞬でパァとなってしまった。
しまぞうZは、錦織が昨年の全米オープンで準優勝したフィーバーに便乗。当時はテレビ出演など仕事が約50倍に激増した。今回は、本人に初対面してお礼を伝える極秘プランを練っての渡英だったが、それもかなわなかった。
それでもしまぞうZは「一番悔しいのは錦織選手本人。ケガを早く完治させて、また素晴らしいプレーを見せてもらいたいです」とエールを送った。長時間かけてゲットしたチケットはムダにすることなく、別の選手の試合を観戦。「錦織選手の試合を観戦できなかったのは残念ですが、ウィンブルドンのセンターコートで生の試合を見られたことは一生の思い出です」と感激していた。
今回は果たせなかったが、しまぞうZも錦織との対面をあきらめていない。サッカー日本代表・本田圭佑(29=ACミラン)のものまね芸人・じゅんいちダビッドソン(40)は今春、本田と初対面を果たしたが、しまぞうZもいつか“夢の対面”を果たせるか?
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