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<サッカー女子W杯>なでしこ連覇ならず 米国が3度目のV

毎日新聞 7月6日(月)9時50分配信

 サッカー女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会で日本(なでしこジャパン、FIFAランキング4位)は5日午後4時(日本時間6日午前8時)から決勝で米国(同2位)と対戦し、2−5で敗れ連覇はならなかった。米国は史上最多となる3度目の優勝を決めた。

【激闘の軌跡】日本−米国

 米国は前半開始早々から日本のミスを突くなどして立て続けに4点を奪い、試合を優勢に進めた。日本も前半27分に大儀見が1点を返し、後半7分にはオウンゴールで2点目を得た。しかし、その直後の9分に米国に5点目を決められて試合は決した。

 2011年W杯ドイツ大会は日本がPK戦を制して初優勝を決めたが、今大会は雪辱に燃える米国が日本を圧倒し、4大会ぶり3度目の優勝を決めた。大会MVPには日本戦で3点をあげたロイドが選ばれた。

 米国との世界的大会での決勝戦は前回W杯、12年ロンドン五輪に続いて今回で3度目だったが、敗れたロンドン五輪に続く敗戦となった。

 日本は前半33分に澤穂希(INAC神戸)が岩清水に、39分には菅沢優衣香(千葉)が川澄に、後半15分には岩渕真奈(バイエルン・ミュンヘン)が大野に代わって出場。今大会初戦で左足を骨折して戦線離脱していた安藤梢(フランクフルト)もベンチ入りした。米国の大黒柱のワンバックが後半34分に途中出場した。【デジタル編集部】

 ◇先発メンバー

GK:海堀あゆみ(INAC神戸)▽DF:岩清水梓(日テレ)、熊谷紗希(リヨン)、鮫島彩(INAC神戸)、有吉佐織(日テレ)▽MF:阪口夢穂(日テレ)、宮間あや(岡山湯郷)、川澄奈穂美(INAC神戸)、宇津木瑠美(モンペリエ)▽FW:大野忍(INAC神戸)、大儀見優季(ウォルフスブルク)

最終更新:7月6日(月)10時17分

毎日新聞