自分自身の強みと想いを応募企業に理解してもらい、必要な人材だと感じてもらうことが大切です。
サンプルや、フレームワークを参考に、応募企業にアピールできる自己PRをしっかりと作成してください。
転職 就職 両対応
就職活動の時とは異なり、転職では「職務に関連した強みをアピール」が必要になります。自己PRでは「何をやってきたか」「何ができるか」「今後どう(貢献)していきたいか」という3点をしっかり盛り込むことが必要です。応募企業が「どんな人材を求めているのか」をきちんと把握した上で、応募先ごとに自己PRを作成しましょう。
シチュエーション別サンプルを見る
- 第二新卒第二新卒の場合
- 未経験未経験職の業種・職種に応募する場合
- 未経験経験職種・業種に一貫性がない場合
- 未経験資格はあるが実務経験がない場合
- 転職回数転職回数が多い場合
- 応募資格求人の募集条件を満たしていない場合
- 同職種転職経験職種から同職種へ転職する場合
- 離職期間職歴にブランクがある場合
- 離職期間大学院に進学してブランクがある場合
- 外資系外資系企業へ転職する場合
- フリーターフリーターから正社員を目指す場合
- 派遣社員派遣社員から正社員を目指す場合
- 中高年管理職経験をアピールしたい場合
- 中高年中高年で管理職経験がない場合
- 退職理由リストラ・倒産による転職の場合
- 退職理由体調不良や家族の事情で退職した場合
- 経験者専門的なスキルがある場合
- 経験者経験業務が多岐にわたる場合
フレームワークを活用して「受かる」自己PRをつくろう!
企業が求める能力・スキルに合わせて強みを伝える
「〜をやっていきたいため」という、自分の気持ちのみを伝えても採用担当者へのアピールにはなりません。前職での実績や経験を、応募企業の人材像を踏まえてアピールしながら貢献していきたいという意欲を示しましょう。経験やスキルがない場合でも、「忍耐力」「積極性」などの強みがあるということを、「仕事でどう生かせるか」「どう貢献できるか」ということを説明しなければ、企業が求める自己PRにならないので注意しましょう。また「貴社だから入社したい」理由を併せて伝えられるとよりよいでしょう。
経験者の場合
入出金管理業務に携わり、キャッシュフロー管理で昨年は5%の経費削減に寄与し、知識拡充のため簿記資格の取得やスキルアップに努めてきました。入出金やキャッシュフロー管理、グループ会社の経理業務までを行うという貴社の職務は、これまでの経験を最大限に活かし即戦力として貢献していけると思います。またグループ会計というこれまで勉強のみの領域に関しても短期習得し、業務を担当できるよう努めてまいります。
未経験者の場合
前職では販売の仕事に携わり、人と接する喜びを知りました。今では、新規のお客さまの約1/3が既存客からの紹介であることは、大きな自信につながっています。販売の現場で貴社の商品を扱っており、御社のサポートの丁寧さに感激しました。これまでの販売の経験での強みを十分に生かせるのではないかと思っており、丁寧なサポートをお客さまに提供していく、サポートセンターでの仕事にぜひチャレンジしていきたいと思っています。
より良い自己PRにするためには?
応募する企業の採用条件や、自身の経験やスキルを前提に自己PRを作成した上で、読みやすさ、アピールの方法など、添削例を参考にしながら見直してみましょう。
経験者の場合
- 具体的に何をやってきて、そこから何を学んできたか、どうしていきたいかを整理して記載
- 具体的なエピソードとともに自分の営業スタイルをアピール
相手への配慮、相手の気持ちや立場に立って物事を考える姿勢というものがあると思うので、それにより自分自身がお客さまに対して最大限何が出来て、どのようにすれば満足してもらえるかを常に考え、行動していくことで相手に誠意を伝えていくことが可能だと感じます。営業という仕事を通してお客さまに対して、自分なりに長所を生かしていくことができ、また自分の力をどんどん試していけると思うのでさまざまな部分でやりがいのある仕事だと思います。一方で、今現在もう一度原点に返り、一から物事を考えて自分自身を見つめ直していこうとも考えています。
具体的には、商談の為の商品のカタログ作成や、販売促進のプロモーション提案などにチャレンジしていきたいです。売場の提案(陳列など)、装飾などに自分の独創性を生かしていければ良いと思います。
お客さまが求めているもの(季節ならではのもの、求めているご要望など)をしっかりとキャッチして、相手の気持ちや立場に立ちながら、その場に合ったご要望に対応していきたいと思います。
自分からの提案と、お客さまの求めているニーズを上手く調和させながら、仕事を進めていけたら良いと思います。
一方で、短所として、決断力に欠けることがあるので、自分の意志をしっかりと持ち、責任を持って行動できるよう努力していきたいです。
時には、相手の意見を尊重することも大切だと思います。
【真摯に、粘り強い営業】
私は、自社商品を一方的に紹介し、前のめりになって売っていく営業はどちらかというと苦手です。しかし、その分「お客さまが何を欲しているか」を探るべく、「じっくり聞く」営業を心掛けてきました。何気ない会話やちょっとしたお客さまの反応から、商品に興味を持っているかどうかを判断し、少しでも興味を持っていそうなお客さまにはその後のフォローをきめ細かく行うことを徹底してやってきました。
前職の□□株式会社では、物産展で営業をかけたお客さま(○○株式会社)が見込みがありそうだったので、常に違う商品のサンプルをもって何度も足を運び、新規でお取引をいただけるようになりました。そのお客さまからは「じっくりと、誠実な対応をしてくださったので」というお言葉をいただきました。
今度も、このような粘り強い営業スタイルで、お客さまのニーズをキャッチした提案をしていきたいと思っております。
未経験者の場合
- 職務に関連する得意なこと、誰もやらない仕事をやろうとする姿勢をタイトルとしてアピール
- 自分を売り込むというという「PR」であることを意識する
【事務処理能力】
事務職としての経験年数は少ないのですが、基本的な事務の流れは理解しております。
パソコンスキルは業務での経験の他に、子供の弁当表の作成など、独自でエクセルやワードを使用しております。
【コミュニケーション力】
特に販売では「女性の職場」という独特の環境下にあり、相手の心理を考え、気持ちよく業務を行ってもらうように心がけたことでコミュニケーション力を鍛えられたと思います。
【状況判断力】
最初の会社では、自分の業務だけではなく他のスタッフの作業状況を把握し、仕事の優先順位をつけ効率よく進めることや臨機応変さを身につけました。
【整理整頓された職場環境を提供いたします】
職場は常に整理整頓されていることで業務効率が上がる、と考えています。
用途別に物を配置する、こまめな在庫調整で無駄に物を置かないなど、整理整頓が得意。常にスタッフにロスタイムが生じないような職場環境を提供するために、整理整頓に努めてきました。
(例)株式会社××では、資材庫に各部門の資材が混ざって置かれていたため、弁当、寿司、揚げ物など商品・用途別に場所を決め、陳列・整頓。探す手間をなくすことで、スタッフ全体のロスタイムを省くことができました。
【誰もやらない仕事、
他の人が気付かない仕事を率先して行います】
例えば現職では、率先して溝さらいを行っています。また、営業事務をしていたときには、シュレッダーにゴミをためない、コピー用紙が切れる前に補充するなどの点にも気を配りました。これによってスタッフに仕事の流れを止めない職場環境を提供してきたと自負しています。
「書類」と「面接」で自己PRは変えるの?
応募書類に記載したことをベースに、面接では具体的なエピソードを交えて話すようにしましょう。
- 文章は短く。段落ごとに改行して読みやすく!
- 職務に関連する強みを簡潔にまとめる
- 企業が求める経験やスキルとマッチする部分を強調する
- 事前の練習は必須! 長くならないよう簡潔に!
- 個々にしか語れないエピソードを交えて、自分の言葉で話す
- 謙虚な気持ちを持ちながら、自信を持って話しましょう