生きてきて一番難しいのは信じ続けること。
この狂った世界にも自分だけを愛してくれる人がいるって。
一時しのぎの生活のなかで沢山の人が来ては去っていく。
私にも機会が訪れるかもしれないけど気がつかないかもしれない。
約束はせずシンプルな関係でいようと言ったけれど、それは別れを早めただけ。
無償で手に入るものなどないと気づくのが遅すぎて多くのものを失った。
良かれと思っていろいろやってはみるけれど、今夜は何の慰めにもならない。
寝付けないまま朝の4時。身近な友人もいなくて希望に縋りついているけど、でももう大丈夫。
愛がなければ生きていけないと私は今頃やっと気づいた。
そのために十分すぎるほどの時間を費やしてしまった。
愚かなことに、私はこの不完全な世界で完璧な愛を求め、それが見つかると思っていた。