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冥王星探査機 観測機器使えない状態続く
7月6日 2時00分

冥王星を目指して飛行を続けているNASA=アメリカ航空宇宙局の無人探査機で一時、通信が途絶えるトラブルが発生し、観測ができない状態が続いていて、冥王星に最も接近する日まで10日を切るなか、NASAは復旧に向けて全力を挙げています。
無人探査機「ニューホライズンズ」は、NASAが冥王星の実態を調べようと2006年に打ち上げたもので、4日午後、何らかのトラブルが発生し、地上のオペレーションセンターとの通信が途絶えました。通信は1時間余りで回復しましたが、探査機は自動的に予備のコンピューターに切り替わり、現在、観測機器が使えない状態になっています。
NASAはトラブルを解消して正常な状態に戻すため原因を調べていますが、地球からおよそ49億キロ離れた地点を飛行している探査機との通信には往復で9時間かかるため、復旧には数日はかかる見込みだということです。
ニューホライズンズは、冥王星を周回することができない設計のため、最も近くを通過する際に詳細な観測を行う計画です。最接近の予定は今月14日で、冥王星からおよそ1万2000キロに接近するということで、NASAは最接近まで10日を切るなか、探査機を正常な状態に復旧しようと全力を挙げています。

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