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韓国との意思疎通 慎重な対応必要との見方も
7月6日 5時10分

韓国との意思疎通 慎重な対応必要との見方も
「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産への登録が決まったことを受けて、政府内には安どの声が広がる一方、先の日韓外相会談で合意したにもかかわらず韓国との調整が難航したことから、今後、韓国との意思疎通には慎重な対応が必要だという見方も出ています。
「明治日本の産業革命遺産」は、日本時間の5日夜、ドイツのボンで開かれているユネスコの世界遺産委員会で、世界遺産への登録が決まりました。「明治日本の産業革命遺産」を巡っては、先月の日韓外相会談で、世界遺産への登録に向け両国が協力していくことで一致したものの、韓国側が世界遺産委員会の審議で、「遺産群の中には強制徴用が行われた施設がある」などと従来の主張を表明しようとして、登録を決定する審議が1日遅れるなど調整が難航しました。
これについて岸田外務大臣は5日夜、「事務レベルで丁寧に作業を行った結果だ。日韓が協力して、それぞれが推薦した案件の登録がともに実現したことは喜ぶべきことだ」と述べるなど、政府内には最終的に登録が決まったことに安どの声が広がっています。
一方、政府関係者からは「一時は登録が危ぶまれ、かなり緊張が高まった」という指摘が出るなど、今後、日韓首脳会談の実現などに向けて政府間の対話を続けていくなかで、韓国との意思疎通には慎重な対応が必要だという見方も出ています。

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