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最終更新:2015年7月5日(日) 18時2分

「産業革命遺産」今夜審議、日韓大筋合意か

 ドイツで開かれているユネスコの世界遺産委員会で、1日先送りされた「明治日本の産業革命遺産」の審議が、日本時間午後10時から行われます。委員会で行う発言の内容などをめぐる日本と韓国との徹夜の交渉が続きましたが、大筋合意できたもようです。

 「明治日本の産業革命遺産」の登録をめぐっては、韓国が主張する「戦時中にあった強制徴用」の表現の仕方について両国で合意できず、審議が1日先送りされました。

 「とにかく待ちましょう」
Q.それは明日決まるということ?
 「それもノーコメントです」(世界遺産委員会 マリア・ベーマー議長)

 日本側と韓国側は、5日朝までぎりぎりの交渉を続けてきました。

Q.まとまったという話も?
 「まだまだです」(新美潤審議官)
 「最善を尽くします」(佐藤地大使)

 政府関係者によりますと、5日朝までの交渉で、世界遺産の登録審議の後、日韓両国がお互い、“戦時中の徴用”について声明を出す方向で大筋合意できたということで、現在、世界遺産登録に向けた最後の詰めが行われているところです。(05日17:06)

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