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 急増する外国人観光客のお目当ては「爆買い」だけではないと、各地で「体験型」アトラクションの試みが始まっている。お仕着せの団体旅行では飽き足らない層がターゲットだ。

 大阪・ミナミで1日、新型ツアーの販売が始まった。その名も「なんば商(あきな)い(飽きない)体験プロジェクト」。5月下旬、商店街の人たちが知人の外国人を招き、南海なんば駅近くの和食店で「実験」があった。

 「熱い! けど、おいしい」「イチゴ入りはどう? なんかジャムみたい」

 できたてをほおばりながら、笑い声をあげるのは、関西に住む英国、中国、ウクライナ、ペルー、ベトナムの人たち。初めての「たこ焼きづくり」だった。

 まずは「道具屋筋」を見学し、たこ焼き器を買った。徒歩約5分の「黒門市場」では、1人500円の予算で自由に具を選ぶ。中国籍の大学生陶澤欣さん(24)は魚屋でホタテを注文。店主が小さく切り分ける。陶さんはペルー出身の主婦山本ルースマリナさん(40)と、カボチャの煮付けや青唐辛子も買った。