列車プロレス:至近で「興奮」…山形鉄道フラワー長井線

毎日新聞 2015年07月04日 20時08分(最終更新 07月04日 22時35分)

「ローカル線プロレス」と銘打ち、客を乗せて運行中の列車内で試合を行うプロレスラーたち=山形県の山形鉄道フラワー長井線赤湯駅−長井駅間で2015年7月4日午後0時5分、山本晋撮影
「ローカル線プロレス」と銘打ち、客を乗せて運行中の列車内で試合を行うプロレスラーたち=山形県の山形鉄道フラワー長井線赤湯駅−長井駅間で2015年7月4日午後0時5分、山本晋撮影

 走行中の列車をリングに見立てプロレスの試合をする全国初のイベント「ローカル線プロレス」が4日、山形鉄道フラワー長井線の赤湯駅(山形県南陽市)−長井駅(同県長井市)間で貸し切り列車を使って行われた。

 かつて「長井あやめまつり」を盛り上げていたプロレス興行を派手に復活させようと、「長井地域おこし協力隊」が企画。東北を拠点に活動する「みちのくプロレス」などの10選手が「車両を壊さない」「乗客にけがをさせない」などのルールの下、2両編成のうち1両の車内で約30分間、激闘を繰り広げた。

 約50人の乗客兼観客は「至近距離で技を見られて興奮した」「選手の汗や熱気をじかに感じられた」など、一風変わったローカル線の旅を満喫した。【山本晋】

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