エンタメ

アコギな特典商法で興収1位、「ラブライブ!」上映館のおぞましい光景とは?

20150703lovelive

 6月13日に公開されるやいなや、世界中で大絶賛の「マッドマックス 怒りのデスロード」、綾瀬はるか、広瀬ずすらの女優陣を配した話題作「海街diary」というライバルを抑えて映画興行ランキングでまさかのトップ独走となった、「劇場版ラブライブ! School Idol Movie」だが、その集客法が「おぞましい」「キモすぎる」と各地で波紋を呼んでいる。

 観客に数量限定の特典が配られるのが集客に繋がったわけだが、これが4週連続で週替わりという「妖怪ウォッチ」も真っ青のオタク商法。1週目はキャラクターの「スペシャルメッセージカード」、以降は「描き下ろし複製ミニ色紙」だったが、2週目⇒2年生、3週目⇒1年生、4週目⇒3年生とキャラクターの学年によって分かれているという周到ぶり。そのアコギな戦略も功を奏し、すでに「20回は観た」という観客も大量に発生したのだ。

「色紙特典にしても、学年ごとに3人ずつキャラクターが用意されています。それがランダムで配られるので、観客はどの娘のものがもらえるかわからない。だから推しキャラだったり、持っていないキャラのものが手に入るまで何度も観に行きます。さらに、同じ特典を複数持っている観客との交換会も行われます。その一連のオタク会合をシネコンの館内でやるものですから、一般の観客が気持ち悪がってしまい、オタクたちを避けて通るような光景が見られます」(映画ライター)

 この現象は映画の大ヒットを受けてテレビでも取り上げられたが、キャラクターがデカデカと描かれたTシャツ姿や、カバンに無数のキャラバッヂを付けた「ラブライバー」と呼ばれる10代~30代の熱狂的ファンの男たちが、上映前と終演後のシネコンロビーを占拠する異様な光景を作り上げていたという。

「子供がアニメグッズを欲しがっていたんですけど、オタクを絵に描いたようお客さんたち(ラブライバー)が映画グッズ売場を埋め尽くしてて、私が怖くなっちゃって‥‥。居たたまれなくなって『今日はやめておこうね』と、逃げるように出てしまいました」(30代主婦)

「ラブライブ!」を公開しているシネコンとそうでないシネコンでは、6月の売り上げが雲泥の差だという事実もあり、映画業界としては軽々しく「キモい」と言えないのが実情だろう。しかし、30代のラブライバーがテレビ取材で「にこ(矢澤にこ=3年生)のためなら死ねる」と真顔で語るのを見るかぎり、「これこそマッドマックス(極限のアブなさ)だ」という声が聞こえるのも大いにうなずけるのだ。

(村岡タクミ)

カテゴリー: エンタメ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

アサ芸チョイス:

  1. 36989
    PR
    ウォーキングと同等効果!?「機能系ビール」でデキるお手軽健康診断対策

    普段不摂生をしているサラリーマンにとって、なんとも悩ましいのが健康診断の季節。少しでも良い結果を出したいと、1カ月前から好きなお酒も食べ

  2. 35844
    PR
    薄毛対策に「増毛」+「育毛」がオススメなこれだけの理由

    「もう少し続けてみよう」と早何年、育毛剤を使っているが、以前より髪質が強くなった程度でまだまだ先行きが長そうだ‥‥そんな悩みを持つ人はい

  3. 37604
    「ガンになるのはどっち? 究極の二択」朝ごはんは何を食べるのがいい?

    朝ごはんでの二択を見ていこう。・「目玉焼き」それとも「ソーセージ」?「肉の加工過程で使う亜硫酸塩という添加物が体の中に入ると、ニトロソア

注目キーワード

人気記事

1
「モデルとは思えない…」西山茉希のハワイ便搭乗姿がまるでヤンキーと散々
2
香里奈、ファッション誌の「開脚写真」にネット上で一斉にツッコミが!
3
有村架純初主演ドラマをぶち壊した羽鳥慎一アナの妻に批判が殺到!
4
見せたがりな「長澤まさみ」は記者会見時が一番大胆?
5
主演映画が超絶大コケ!岡田将生がイケメンなのに客を呼べない理由とは?