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北京のPM2.5濃度、15%改善 工場規制が効果

朝日新聞デジタル 7月4日(土)14時53分配信

 北京市環境保護局によると、今年上半期の北京の微小粒子状物質PM2・5の平均濃度が前年同期比で約15%改善した。町全体が白くかすむ日はあるものの、春以降、青空の日が続くことが増え、市民の実感でも改善傾向にあるようだ。

 同局によると、PM2・5の1〜6月の平均濃度は、1立方メートル当たり77・7マイクログラム。日本の基準値(15マイクログラム)や中国の基準値(35マイクログラム)は大幅に上回っているものの、前年より15・2%改善した。

 同局によると、市内や河北省などで排出ガスの多い工場を大量に閉鎖・規制するなどした効果が出始めているほか、空気の滞留が少ない気候条件が重なった可能性もあるという。

朝日新聞社

最終更新:7月4日(土)18時38分

朝日新聞デジタル