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【年金機構情報流出】ウイルス感染新たに4台判明、計31台に

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【年金機構情報流出】
ウイルス感染新たに4台判明、計31台に

 日本年金機構の年金個人情報流出事件で、ウイルスに感染した機構のパソコンは計31台に上っていたことが2日、分かった。同日開かれた参院厚生労働委員会で、機構の薄井康紀副理事長が明らかにした。

 これまで機構側は、感染が確認されたパソコンは九州ブロック本部の3台と、機構本部の人事管理部の24台の少なくとも計27台と説明していた。だが、その後の調査で、さらに4台のパソコンでウイルス感染が確認されたという。

 機構の水島藤一郎理事長は「機構と攻撃者しか分からない情報であり、セキュリティー上の観点もある」などとして、新たに確認された4台のパソコンが使用されていた具体的な部署などは明言を避けた。

 また、塩崎恭(やす)久(ひさ)厚労相は同日の厚労委員会で、サイバー攻撃後に住所や金融機関の口座の変更届を出した情報流出対象者436人について、戸別訪問による本人確認が完了したと明らかにした。「すべて本人からで、成り済ましはなかった」と述べた。

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