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米 中国に南沙諸島“滑走路”建設中止求める7月3日 5時25分
中国が南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で建設している飛行場の滑走路とみられる設備が、ほぼ完成していることが明らかになったことについて、アメリカ国務省の報道官は懸念を示し、中国に対し、改めて建設の中止を求めました。
アメリカのシンクタンク、CSIS=戦略国際問題研究所は1日、中国が浅瀬を埋め立てて施設の建設を続けている南沙諸島のファイアリークロス礁を撮影した、最新の衛星写真を公開しました。
CSISは、写真から、長さおよそ3000メートルの飛行場の滑走路がほぼ完成しているほか、滑走路につながる飛行機の誘導路とみられる道や、駐機場とみられるスペースも整備が進んでいると分析しています。
これについて、アメリカ国務省のカービー報道官は2日の記者会見で、「浅瀬の埋め立てや軍事拠点化は、地域の安定につながらないどころか、むしろ逆効果だ」と述べ、懸念を示しました。そのうえでカービー報道官は「ほかの関係国と同様、中国に対しても強く求めていく」と述べ、中国に対し、改めて施設の建設を停止するよう求めました。
しかし、中国外務省は、今後も軍事上必要なものを含め施設の建設を続けていく考えを表明しており、アメリカの要求に応じて建設を停止する見通しは立っていません。
CSISは、写真から、長さおよそ3000メートルの飛行場の滑走路がほぼ完成しているほか、滑走路につながる飛行機の誘導路とみられる道や、駐機場とみられるスペースも整備が進んでいると分析しています。
これについて、アメリカ国務省のカービー報道官は2日の記者会見で、「浅瀬の埋め立てや軍事拠点化は、地域の安定につながらないどころか、むしろ逆効果だ」と述べ、懸念を示しました。そのうえでカービー報道官は「ほかの関係国と同様、中国に対しても強く求めていく」と述べ、中国に対し、改めて施設の建設を停止するよう求めました。
しかし、中国外務省は、今後も軍事上必要なものを含め施設の建設を続けていく考えを表明しており、アメリカの要求に応じて建設を停止する見通しは立っていません。