競輪賞金王がストーカー、女子アナにしつこくメール

2015年7月2日6時0分  スポーツ報知
  • 児玉広志容疑者

 群馬県警は1日、元交際相手の女性フリーアナウンサーに、何度もメールを送り付けるなどしたとして、ストーカー規制法違反の疑いで、競輪選手の児玉広志容疑者(46)を逮捕した。2000年には賞金王にも輝いている同容疑者は、「復縁できると考え、メールや電話をしたことは間違いないが、ストーカー行為をしたとは思っていない」と一部容疑を否認している。

 逮捕容疑は6月4日~同17日、以前交際していた50代の女性フリーアナに連続14回の電話をしたり、相手の名誉を傷つける内容のメールを3回送るなどのストーカー行為をした疑い。メールには「お互いの社会的信用はなくなりますが、それでも良いですか?」との文言があった。女性は5月に交際を解消しており、伊勢崎署に相談した。

 児玉容疑者は、香川県出身で1990年にデビュー。2000年に東京・立川競輪場で行われたKEIRINグランプリで初優勝、賞金王に輝いた。今年6月5日に青森でレースに出場したが、落車し、次戦は欠場している。優勝54回、通算獲得賞金は約11億4800万円。

 身長166センチ、体重67キロと大柄ではないが、知識が豊富な頭脳派選手として知られる。工夫をこらした自転車を使い、ハードな練習もこなした。周囲に、「ラスベガスのカジノで1000万を使った」と話すなど豪快な一面ものぞかせていた。

 知人は「レース前に手のひらに、魔方陣のマークを書いて『絶対、倒す!』と唱えていた。競輪に命を懸けていたが、悩みがあり気持ちが切れたのかもしれない」と話した。

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