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 広島と長崎に投下された原爆で被爆し、「被爆者健康手帳」を持つ人の平均年齢が80歳を超えた。厚生労働省によると、3月末の時点で80・13歳になったという。手帳を持っている人の数も過去最少の18万3519人だった。8月で被爆から70年。被爆者の高齢化が進み、原爆の惨禍をどう継承していくかが改めて問われている。

 厚労省は都道府県と広島市、長崎市を通じ、被爆者健康手帳を持っている人の数や年齢を把握している。手帳の交付は1957年度から始まり、80年度にはピークの37万2264人となった。その後は減り、2014年3月には19万2719人になった。

 平均年齢も01年3月時点は70・86歳だったが、14年3月には79・44歳に。そして今年3月に初めて80歳を超えた。自治体別では、被爆者健康手帳を持つ人が最も多い広島市(5万8933人)が79・6歳、長崎市(3万4199人)が79・62歳だった。