2015年07月03日

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6月27、28日は岩手山の葛根田川のガイドだったが、増水のため待機様子見していたが、入渓出来なかったので、翌日乳頭山に登る。東北の山の初夏は花々が咲き乱れて鮮やかだった。
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@A田代平湿原と田沢湖の眺め(CanonEOSM2+EFM11-22mm、55-200mm)

その後、白神山地に移動し、29日は深浦町役場で「可能性探し 写真家、登山ガイドとして」という題目で講演会を行う。写真家活動、山岳ガイドの他、戦前の登山家写真家との今昔展、今のトップクライマーの取材、リニアモーターカ-反対運動のパネラー、丹沢に山小屋を持ちヒル退治のボランティアの話など、どうして自分が近年こんなに多岐にわたって活動するのかを語った。
以前の僕は一人の人間のできることは限りがあり、中途半端にならないよう、ほんとうに大事なこと、それを実現するための手段だけに集中して生きようとしていた。半世紀生きた今変わったことは、頼まれたこと、自分のことを頼ってきてくれた人の気持ちに感謝して、できる限りのことは受けて行きたいと思っている。
その夜の懇親会では凄い珍味で、実際に美味しいクマのホルモン焼きをいただく。良質のクマ肉同様、少し堅く、コクと風味があって形容できない食感だった。翌日はオフとしてボッと過ごし、7月1日は白神山地から新幹線で上京して、登山用具メーカーの来年春夏商品展示会を見て一気に帰宅。マムートの撥水コットンのような新素材のジャケットがいいなと思った。
夏山シーズン前の、しばし梅雨の閑散期だ(登山ガイドも撮影も)。「夏」が自分の周りにとっても、自身にとってもよいもの、充実したものになるよう、さあ、指針を外さずゆっくりと走りだそう。
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B講演会にて Cクマのホルモンを焼く七戸正孝さん(クマ一頭分のモツ)。
posted by 志水哲也 at 08:06| 近況報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする