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自民・大西議員 発言反省も「広告は自粛すべき」6月30日 17時36分
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自民党の勉強会で、報道機関を批判する発言をして、党から厳重注意の処分を受けた大西英男衆議院議員は、国会内で記者団に対し、みずからの発言について「反省している」と述べる一方で、「あやまった報道をするようなマスコミに対する広告は自粛すべきだと、個人的には思う」などと述べました。
自民党の大西英男衆議院議員は、今月25日に党の若手議員らが開いた勉強会で、「マスコミを懲らしめるには、広告料収入が無くなるのがいちばんだ」などと発言し、党から厳重注意の処分を受けました。
大西議員は30日、国会内で記者団に対し、みずからの発言について、「勉強会では、『平和安全法制について、事実無根の報道をしている一部マスコミを懲らしめなければいけないのではないか。いい知恵はないか』と、講師に質問したのであり、問題があったとは思わない」と述べました。
そのうえで、大西氏は「政治家として誤解を与えるような発言は、今後、慎んでいかなければいけないと反省している。大事な法案の審議が遅れることは、日本人の1人としても座視できないので、処分は謹んで受ける」と述べました。
一方で、大西氏は「あやまった報道をするようなマスコミに対する広告は自粛すべきだと、個人的には思う。しかし、政治家として、政治権力で、そういうことをやるのは、民主主義の根底を揺るがすことになる」とも述べました。
大西議員は30日、国会内で記者団に対し、みずからの発言について、「勉強会では、『平和安全法制について、事実無根の報道をしている一部マスコミを懲らしめなければいけないのではないか。いい知恵はないか』と、講師に質問したのであり、問題があったとは思わない」と述べました。
そのうえで、大西氏は「政治家として誤解を与えるような発言は、今後、慎んでいかなければいけないと反省している。大事な法案の審議が遅れることは、日本人の1人としても座視できないので、処分は謹んで受ける」と述べました。
一方で、大西氏は「あやまった報道をするようなマスコミに対する広告は自粛すべきだと、個人的には思う。しかし、政治家として、政治権力で、そういうことをやるのは、民主主義の根底を揺るがすことになる」とも述べました。
二階総務会長「置かれている立場考えるべき」
自民党の二階総務会長は、総理大臣官邸で記者団に対し、「自分の置かれている立場を、よく考えるべきだ。みんな我慢して彼らの行動を見守っているのだから、言いたい放題を言って、歩いたらよいというものではない」と述べ、批判しました。
民主 枝野幹事長「自民の対応厳しく見守る」
民主党の枝野幹事長は、国会内で記者団に対し、「一連の発言がなぜ多くの人から批判され、不信を持たれたのかという、問題の本質を全く理解していないことが改めて確認された。少なくとも『マスコミを懲らしめる』ということばは、多くの人が、相当な違和感を覚えるのではないか。自民党総裁である安倍総理大臣をはじめ、自民党がどう対応するのか、厳しく見守りたい」と述べました。