空港で次世代型ロボットがお手伝い、羽田で導入へ-外国人にアピール
2015/07/02 17:32 JST
(ブルームバーグ):羽田国際空港に9月から次世代型ロボットがお目見えする。訪日外国人旅行者数が過去最高を更新する中、空の玄関で日本の技術を外国人にアピールする場にもなりそうだ。
導入されるのは作業支援をするロボットスーツ、自動清掃するロボット、旅客のスーツケースを搬送するロボットの3種類、計11台。ロボットスーツは荷物を運ぶ職員が腰に装着すると、脳の信号を読み取り普段より大きな力を出すことができ、腰痛リスクを減らすという。
ロボットを開発販売するサイバーダイン の山海嘉之最高経営責任者(CEO)は「世界で初のロボット本格導入の空港サービスを実現する」と述べた。羽田空港の運営を手掛ける日本空港ビルデング の鷹城勲社長は「五輪の開催を見据え、セキュリティーや案内ロボットなどの開発も依頼したい」と話した。
両社は2日、次世代型ロボット導入等における業務提携に関する基本合意書を締結したと発表し、両社長が共同記者会見をした。
政府では東京五輪が開催される2020年に訪日外国人旅行者数2000万人を目指した取り組みを進めている。14年には前年比29%増の1341万人で、過去最高だった。
記事についての記者への問い合わせ先: Tokyo 松田潔社 kmatsuda@bloomberg.net
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更新日時: 2015/07/02 17:32 JSTニュース一覧
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