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【プロ野球】

一塁手に戻ったばかりだけど… 阿部、捕手で球宴選手間投票選出

2015年6月30日 紙面から

 プロ野球マツダオールスターゲーム2015の選手間投票の結果が29日、発表されセは捕手に阿部慎之助内野手(36)=巨人、ホセ・ロペス一塁手(31)=DeNA、雄平外野手(31)=ヤクルト、パは清田育宏外野手(29)=ロッテ=の、ファン投票選出と重複しなかった4選手の出場が新たに決まった。中日からは2年連続でファン、選手間両投票での選出がなく、ことしは12球団で唯一、現段階で出場決定選手がいない。7月2日に監督推薦の結果が発表され、両リーグ28人ずつの全出場選手が出そろう。第1戦は7月17日東京ドーム、第2戦18日にマツダスタジアムで行われる。

 ある意味、サプライズな結果となった。内野手登録ながら、選手間投票で捕手として選出された阿部は球団を通じてコメントを発表。

 ファン投票に漏れていたこともあって、まずは自らの名を記してくれた球界の仲間への感謝の念を示した。

 「選んでもらえたことを誇らしく、うれしく思います」。しかし、今は一塁手として再出発したばかり。出場するポジションについては「どういった形で出場するのか分かりませんが、自分のできる精いっぱいのプレーを心掛け、オールスターを盛り上げていきたい」と語るにとどめた。

 開幕から6試合は一塁を守った阿部は4月2日の中日戦(ナゴヤドーム)で相川が右太もも裏を肉離れした影響で捕手に復帰し、23試合で先発出場した。しかし、6日のソフトバンク戦(東京ドーム)でファウルがマスク越しに直撃して、出場選手登録抹消。復帰後は首痛を考慮して一塁に戻り、原監督も「捕手は99%ない」と話していた。

 そんな中での選出に阿部は「自分自身、何かを吸収してチームに戻れればと思っています」と意気込みを見せた。一塁だけではなく、捕手としての限定出場も完全否定はできない背番号10。果たして「キャッチャー・阿部」のアナウンスは球宴の舞台に鳴り響くのだろうか。ことしの見どころのひとつになりそうだ。 (川越亮太)

 

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