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【プロ野球】巨人 歓喜の逆転サヨナラ2015年7月1日 紙面から ◇巨人2−1広島
巨人が逆転サヨナラ勝ちで勝率5割に復帰した。0−1の9回1死一、三塁から阿部の右前打で同点。再び一、三塁として亀井の左翼への犠飛で試合を決めた。マシソンが2勝目。広島は黒田が力投したが、完封目前でつかまった。 まさに執念の1勝だ。巨人打線が土俵際から難攻不落の黒田を一気に押し倒した。1点を追う9回に1死一、三塁まで攻め込むと、4番の阿部が同点の右前適時打。これだけでは終わらない。続く亀井が左犠飛。三塁走者の坂本が本塁へ滑り込み、値千金の逆転サヨナラ勝ちをたぐり寄せた。 「逆方向に大きいのを打てればと思っていました。みんなで取った勝利です」。お立ち台で亀井が声を弾ませれば、阿部は「最高で〜す」の決めぜりふをご披露。8回までの沈滞ムードはどこへやら。原監督も「やりゃあできる!!」と興奮を隠そうとしなかった。 強気の姿勢が劇的なサヨナラ劇を導いた。9回は先頭の長野が右前打。ベンチは代走・鈴木をコールした。続く立岡の場面は送りバントも考えられたが、原監督は「小細工せずいく」と強攻を選択。併殺のリスクよりも一気呵成(かせい)に黒田を攻略していくという積極策の方をとった。 指揮官の思いはG戦士に伝わっていた。鈴木はリードで黒田の集中力を乱し、3番の坂本がつなぎの中前打。ベンチには「いけるぞ」というムードが充満した。こうなれば、中軸の気持ちも楽になる。サヨナラ打の亀井は「チームの勢いに乗れました」と好機を作った仲間への感謝の念を口にした。 この1勝で勝率5割に復帰。首位・阪神とのゲーム差は1に縮まった。一気に黒田を押し倒したことで、チームに勢いが生まれたのは確か。原監督も「重圧をはねのけて勝った。明日以降も楽しみになるということですね」。劇勝に満足することなく、混セの頂点へ再び駆け上がっていく。 (川越亮太) PR情報
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