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【プロ野球】

杉内背信7失点KO 巨人、借金生活に逆戻り

2015年7月2日 紙面から

◇広島10−3巨人

 ベテラン左腕が試合をぶち壊した。巨人・杉内が6回途中まで投げ、今季ワーストの7失点。球威も制球力も欠き、6イニングのうち5度も先頭打者に安打を許した。調子が悪いなりに試合をつくる老練さも発揮できなかった。

 6回は1アウトもとれず、5連打を浴びて降板した。追い込まれるまでバントを試みた田中をのぞく4人に、いずれもファーストストライクを狙い打たれた。1回に菊池に浴びた先制2ランも初球の甘いストレート。斎藤投手コーチに「あまりにも不用意だった」と苦言を呈された。

 「立ち上がりに簡単に失点してしまい、毎回ランナーを背負う苦しい投球になってしまった。その中でも粘らなければいけなかった。抑えられずに申し訳ない」。前夜の劇的なサヨナラ勝ちの勢いを消してしまい、仲間への申し訳なさからガックリうなだれた。

 広島には前回対戦した5月5日にも1イニングもたずに6失点と打ち込まれた。斎藤コーチは「もう広島戦は投げさせない。それが一番でしょ」と笑えない冗談を飛ばし、お手上げ状態。今後の起用法にも支障が出そうなKOとなった。(小林孝一郎)

 

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