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【大リーグ】

「オッさん」上原 フル回転18S 月間8S 3連投で4戦連続S

2015年7月2日 紙面から

◇レッドソックス4−3ブルージェイズ

 メジャー自身初! 不惑の守護神が3連投含む4戦連続セーブ−。大リーグは6月30日、各地で行われ、レッドソックスの上原浩治投手(40)はブルージェイズ戦で4−3の9回に登板し、三者凡退に仕留めて4試合連続となる18セーブ目(2勝3敗)をマークした。チームは3連勝。マーリンズのイチロー外野手(41)はジャイアンツ戦に8番・右翼で出場し、2打数無安打。それでも6回に四球で出塁し、8回には無死一、二塁から送りバントを成功させ、ダメ押しの5点目をお膳立てした。

 不惑にしてフル回転−。レッドソックスの上原は3連投で4−3の9回に登板。最後はピラーに8球粘られたが、80マイル(約129キロ)の宝刀スプリットで遊飛。三者凡退で締め、恒例となっている主砲オルティスの右肩に担ぎ上げられる祝福に万歳で応えた。

 これでメジャー4度目の登板4試合連続セーブで18セーブ目。「3連投を含む登板4試合連続セーブ」は、メジャー7年目で初。40歳の上原は、自身のツイッターで「ふぅ〜〜、3連投。オッさんにはキツいけど、充実してます」と、汗かき顔文字入りでつぶやいた。

 6月はメジャー自己最多の8セーブを挙げ、昨年6月の同7セーブを更新。また、3日連続の登板は6月2度目だったが、時事電によれば、背番号19の守護神は「1週間(登板間隔が)空くよりも、投げていた方がいい。結果が出ているから、そういう気持ちになる」と満足そうに語った。

 チームもトンネルの出口が見えつつある。36勝43敗は依然としてア東地区の最下位だが、3連勝で、ここ5戦4勝。6月20日時点で10ゲームあった首位との差は、6ゲームまで縮まった。球団地元紙ボストン・グローブ(電子版)によれば、上原は「この勢いを球宴まで持ち越したい」。ファレル監督も「チームが日々、自信をつけつつある」と手応えありだ。7月反攻への下地は、40歳の守護神が整えた。

 

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