対馬仏像盗難:韓国籍被告に懲役4年 長崎地裁

毎日新聞 2015年07月02日 12時13分

 長崎地裁は2日、長崎県対馬市の寺から仏像と経典を盗んだとして窃盗などの罪に問われた韓国籍の自称会社員、李哲佑(リ・チョルウ)被告(48)に懲役4年(求刑・懲役5年)を言い渡した。宮本聡裁判長は「犯行は大胆かつ悪質。実行犯として関与し、重要な役割を果たしている」と指摘した。

 判決によると、李被告は韓国籍の自称住職、金相鎬(キム・サンホ)被告(70)=公判中=らと共謀し昨年11月24日、対馬市美津島町の梅林寺から市指定有形文化財の仏像「誕生仏」と経典「大般若経(だいはんにゃきょう)」360巻(合計約1億1000万円相当)を盗み、韓国に密輸しようとした。【竹内麻子】

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