中国 万里の長城の3割は消失、村民が煉瓦で家を建てる
2015年06月30日 10時12分
河北省秦皇島市撫寧県、盧龍県、唐山市遷西県など長城沿線地域への調査結果では長城の保存状況は悪く、一部の地域では文字が刻まれた煉瓦が盗まれたり、分解されたり、転売されたりする現象は珍しくない。
「京華時報」によると、地震や風雨による侵食など自然の原因はともかく、人為的な破壊は長城の保存を脅かす大きな脅威となった。城壁の煉瓦が盗まれたり、売りさばかれたりする現象は続発し、さらに観光ブームによる大勢の観光客の殺到は長城を破壊している。河北省秦皇島市盧龍県劉家営郷東風村の村民は「村民が貧しいため、昔は長城の煉瓦で家を建てるのが一般的だった」と語った。
(翻訳 孫義)
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