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中国 万里の長城の3割は消失、村民が煉瓦で家を建てる

2015年06月30日 10時12分

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【参考消息】 29日付の香港紙「東方日報」によると、国家文物局が2012年に公表した関連調査では、万里の長城の長さは2万1000キロメートルを超えたが、現在言う万里の長城は一般的に明の時代に建てられたものを指す。明の時代の万里の長城は延べ8800キロメートルあまり、中でも人工城壁の長さは6000キロメートルあまりだが、1900キロメートルあまりは消失した。

 

2006年に「長城保護条例」が実施され始めたが、司法者や具体的な細則の欠乏で「条例」の執行は難しい。中国長城学会の董耀会副会長は「長城が破壊される行為を発見したとしても、司法者が現場に駆けつけた際、文物がすでに壊されてしまった」と訴えた。

 

2014年の中国長城学会の調査によると、長城の保護状況は楽観的ではない。明の時代の長城を例に取れば、保存状態が良いのは8.2%のみ、保存状態が悪いのは74.1%、さらに地面の基盤しか残らない情況もある。


(続きは次ページ)

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