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福島県 核のゴミ処分場の説明会を拒否7月3日 0時34分
原発から出る、いわゆる「核のゴミ」の処分場の選定を進めるため、経済産業省は全国の都道府県で自治体向けの説明会を開いていますが、福島県が開催の打診を断ったことが分かりました。経済産業省は例外的に、福島県では当面、説明会を開かない方針です。
原発から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のゴミ」について、政府は地下300メートルより深くに埋めて処分する方針で、これまでは処分場の候補地を全国の自治体から募ってきました。しかし、安全性への根強い懸念から選定は進まず、ことし5月、処分場の選定に適した有望地を国が示す方針に転換しました。
これを受けて経済産業省は、5月から、自治体を対象にした処分方法や候補地選定の進め方についての説明会を全国の都道府県で開いていて、福島県にも開催を申し入れていました。しかし、福島県は長期にわたる原発事故の廃炉作業が続いているうえ、除染で出た廃棄物を保管する中間貯蔵施設の整備も進められていることなどから、「説明会を開く状況にはない」として断ったことが分かりました。こうした状況を踏まえて、経済産業省では、例外的に福島県では当面、説明会は開かない方針だということです。
説明会は先月末までに39の都道府県で開かれています。
これを受けて経済産業省は、5月から、自治体を対象にした処分方法や候補地選定の進め方についての説明会を全国の都道府県で開いていて、福島県にも開催を申し入れていました。しかし、福島県は長期にわたる原発事故の廃炉作業が続いているうえ、除染で出た廃棄物を保管する中間貯蔵施設の整備も進められていることなどから、「説明会を開く状況にはない」として断ったことが分かりました。こうした状況を踏まえて、経済産業省では、例外的に福島県では当面、説明会は開かない方針だということです。
説明会は先月末までに39の都道府県で開かれています。