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新幹線放火 姉に金銭的な不満 「自殺してやる」
7月2日 17時00分

新幹線の車内で乗客の男が液体をかぶって火をつけた事件で、林崎春生容疑者の姉の75歳の女性が取材に応じ、先月、林崎容疑者から電話がかかってきた際、「年金が月に12万円しかもらえない。年金の担当者に『こんなのだったら自殺してやる』と言った」と金銭的な不満を訴えていたことを明らかにしました。
岩手県釜石市に住む林崎容疑者の姉の75歳の女性は、新幹線放火事件について、「テレビのニュースを見てまさか人違いだと思っていたが、こんなことになり信じられない」と話しました。
林崎容疑者から先月中旬に電話がかかってきた際には、「年金が月に18万円、支給されるはずなのに12万円しかもらえない。年金の担当者に『こんなのだったら自殺してやる』と言った」と話し、金銭的な不満を訴えていたということです。
また、林崎容疑者は、「金がないからパートを見つけないといけないが、見つからないので公園を散歩して時間をつぶしている」と話したということです。
このとき、姉は、岩手県に帰ってくることを勧めたということですが、林崎容疑者は断ったということです。
一方で、林崎容疑者の生活について、「岩手県に帰ってくることはほとんどなく、地元で葬式があると私が香典をいつも立て替えていたが、すぐに返してくれていたので、金に苦労している様子は見られなかった」と語ったうえで、「『東京で畑を借りてサツマイモを栽培し近くの幼稚園に寄付した』と話していた。なぜこんな事件を起こしたのか分からない」と話していました。

弟に「年金で区役所ともめた」

林崎春生容疑者について、岩手県花巻市に住む弟は、「先月27日に電話で話したときに、『年金が、もらえると思っていた額より少なく、区役所に相談に行ったら、担当者が十分な説明をしてくれなかったのでもめてしまった』と話していました。今思えば、悩んでいたのかもしれない。それでもどうして人に迷惑をかけるようなことをしてしまったのか。こんなことになってしまい悔しくてなりません」と話していました。

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