2013/01/12 20:18
オペラ対訳プロジェクト様制作による、パブリックドメイン音源を使った「アルチーナ」第一幕の伊語字幕&対訳付き動画が公開されました。
対訳はチームヘンデルによるものです。
(今回の第一幕は、主にAlcinaさんが担当しています)
この動画について、オペラ対訳プロジェクト広報室のブログ記事
1962の年録音ということで、どの歌手も歌いっぷりが良いのは、超豪華メンバーだから?
アルチーナにジョーン・サザーランド、ルッジェーロにテレサ・ベルガンサ…の他に、脇役の少年オベルトがミレッラ・フレーニってのには驚きました。
若い頃、こんなの歌ってたんですね!
18分5秒からのメリッソ、ブラダマンテとのレチタティーヴォに続いて、アリア「Chi m'insegna」を歌うのがオベルトで、他キャストに比して若々しく少年ぽい声で、好唱しています。
録音年代から言っても、今風の古楽演奏とは全く異なるアプローチですが、妙に重厚な?序曲に始まり、意外と新鮮に感じました。
まだ手探り状態の、中途半端に古い古楽演奏よりも、「聴かせる」要素が強いかもです。
第一幕の中では、動画の8分55秒過ぎから始まる♪ディ、コル・ミーオ、クワント・タマーイ♪(笑)が、テキストも旋律もオケ伴も私は好きです。
このアリアがあるから、後でルッジェーロに捨てられ魔法も効かずに絶望するアルチーナの悲しみが、より痛切に私達に訴えかけるのですね。
他にもこのオペラには良いアリアがたくさんあるのに、何故か「オンブラ・マイ・フ」「私を泣かせてください」のように突出して有名なものがなく、「アルチーナ」というオペラタイトル自体も、バロックオペラ・ファン以外にはまだまだマイナーなようです。
こんなことではイケナイ!\ ( ̄▽ ̄;)ノ…ということで、これからも頑張らねば!
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