トップページ社会ニュース一覧美浜原発 専門家会合の断層評価書案 表現修正へ
ニュース詳細

美浜原発 専門家会合の断層評価書案 表現修正へ
7月2日 20時31分

福井県にある美浜原子力発電所の3号機の下などを走る断層が「将来動かない可能性が高い」とした原子力規制委員会の専門家会合の評価書の案について、第三者の専門家からは「活動性がないという結論と捉えられかねない」などと表現を巡る異論が相次ぎ、専門家会合は修正した評価書を規制委員会に報告する見通しになりました。
美浜原発3号機の下などを走る敷地内の断層について、原子力規制委員会の専門家会合は、ことし5月、断層部分の鉱物の状態などから「将来動かない可能性が高い」とする評価書の案を取りまとめました。
これについて、会合に参加していない第三者の専門家たちが検討する会議が開かれ、「可能性が高い」とした結論部分の表現を巡り、「決定的な証拠がないのに事業者の見解を受け入れた印象を受ける」とか、「活動性がないという結論と捉えられかねない」などと異論が相次ぎました。
このため、専門家会合は結論は大きく変えないものの、表現を修正した評価書を規制委員会に報告する見通しになりました。
美浜原発の敷地内の断層を巡っては、ことし4月の専門家会合で、「将来活動する明確な証拠はない」という見解の一方で、「活動性を明確に否定することもできない」という見解も示されていました。
美浜原発3号機は、来年11月末に原則40年に制限されている運転期間の期限を迎えますが、関西電力は運転の延長を目指しています。

関連ニュース

k10010136541000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ