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皇太子ご夫妻トンガへ 雅子さま2年ぶり外国訪問
7月2日 20時50分

皇太子ご夫妻は、南太平洋の島国トンガの国王の戴冠式(たいかんしき)に参列するため、2日夜、羽田空港を出発されました。
皇太子ご夫妻は、午後7時すぎに羽田空港に到着し、見送りに訪れた山崎参議院議長や宮内庁の幹部らとにこやかにあいさつを交わされました。皇太子さまはグレーのスーツ、雅子さまは白のジャケット姿で、タラップを上がると振り向いて、見送りの人たちに会釈をして、チャーター機に乗り込まれました。そして、機内からも笑顔で手を振りながらトンガに向けて出発されました。
ご夫妻は、現地時間の4日午前、ツポウ6世国王の戴冠式に参列したあと、午後に王宮で催される昼食会に臨まれます。療養中の雅子さまの外国訪問は2年ぶりで、戴冠式に伴ってこのほか予定されている王室やトンガ政府主催の3つの食事会については、雅子さまの負担や体調を考慮して、皇太子さまだけで臨まれるということです。
今回の訪問にあたって、ご夫妻は、「戴冠式への参列を通じ、日本とトンガの良好な友好関係や、日本の皇室とトンガ王室との親密な交流に、少しでもお役に立つのであれば幸いです」とのお気持ちを示されているということです。
ご夫妻は、今月6日に帰国されます。

雅子さま 着実な回復ぶり

平成15年に体調を崩し、療養を続けられる雅子さま。大きな転機となったのが、11年ぶりの外国公式訪問となったおととしのオランダ訪問でした。皇太子さまとともに国王の即位式に招かれたものの、当時、公式日程の続く外国訪問はまだ難しいとされていました。オランダ王室は、「主な行事への出席だけでかまわない」とし、雅子さまは、そうした配慮に応えようと、ぎりぎりまで検討を重ねた末に訪問を果たし、回復への大きな一歩を踏み出されました。
その後も、震災の被災地を泊まりがけで訪れたり、長く欠席が続いた宮中晩さん会に臨んだりして、少しずつ活動の幅を広げられてきました。ここのところ公務に臨まれる機会も増えていますが、宮内庁は、「体調にはまだ波があり、回復の途上にいらっしゃる」と慎重な姿勢を崩していません。
こうしたなかで実現した2年ぶりの外国訪問。雅子さまは、トンガ王室が重視する戴冠式とその後の昼食会のいずれにも出席可能かどうか、前回のオランダと比べ早い時期に、みずから主体的に見極められたということです。また、今回は、主治医の同行も必要ないとされるなど、雅子さまの着実な回復ぶりがうかがわれるものとなっています。

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