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【歴史戦】
韓国系団体が米国の日本大使館前で反日抗議デモ 挺対協など慰安婦像を模した人形置く
【ワシントン=加納宏幸】日本政府に慰安婦問題で謝罪や賠償を要求している「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」や「ワシントン挺身隊対策委員会」などが1日、米首都ワシントンの日本大使館前で日本政府への抗議集会「水曜デモ」を行った。
水曜デモはソウルの日本大使館前で毎週実施されている反日行動。ワシントンの大使館前にはソウルの慰安婦像を模した小さな人形が置かれ、約50人が集まった。大使館に向かって「正義を!」と声を上げ、子供たちが韓国の民族衣装で行進。「真珠湾を忘れるな」という慰安婦問題と直接関係のないプラカードを掲げる人物もいた。
韓国、日本、中国を中心とした報道陣を前に、韓国人元慰安婦の金(キム)福(ボク)童(トン)さん(89)は「安倍政権は(慰安婦募集が)民間によるものと言って公式な謝罪をしていない」と主張。挺対協の尹(ユン)美(ミ)香(ヒャン)常任代表は「日本政府はなお自らの犯罪を覆い隠そうとしている」と述べた。
この後、集会の代表者が天皇、皇后両陛下に宛てて、安倍晋三首相が謝罪するよう「支援」を求める文書を日本大使館員に手渡した。大使館は「本国に伝達する」としている。