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中国 二酸化炭素の削減目標を国連に提出
7月1日 8時03分

中国 二酸化炭素の削減目標を国連に提出
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世界最大の温室効果ガスの排出国である中国が、二酸化炭素の排出量を2030年までに2005年と比べて、GDP=国内総生産当たり60から65%削減するという目標を国連に提出しました。
地球温暖化対策を巡っては、ことしの末にフランスで開かれる国連の会議、COP21ですべての国が参加する2020年以降の新たな枠組みの合意を目指しており、各国は温室効果ガスの削減目標などの提出を求められています。
中国国営の新華社通信によりますと、中国政府は30日、目標や政策を記した文書を国連に提出し、この中で温室効果ガスの大部分を占める二酸化炭素の排出量を2030年までに、2005年と比べてGDP=国内総生産当たり60から65%削減するとしました。
ただ、この目標はGDPの規模に占める二酸化炭素の排出量の割合を削減しようというもので、経済規模が大きくなれば排出量は増えることになります。一方で、今回提出した文書には二酸化炭素の排出量の総量を2030年ごろまでに減少に転じさせるという目標も盛り込まれています。
中国政府としては、李克強首相がCOP21の開催地であるフランスを訪問しているタイミングに合わせて目標を発表することで、地球温暖化対策に積極的に貢献する姿勢を内外にアピールしたい思惑があるものとみられます。

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