前回記事の検索されるSEOキーワードの選び方。トレンドキーワードを知ろう。でキーワードを選定しました。
今回はその続きです。
SEOキーワードの検索からあなたのサイトに多くの人が訪れてくれるようになりました。
サイトコンセプトの軸も決め、
いざサイトを見て欲しい、購入して欲しいと思ったところですが、
思うように成果が出ません。
通販サイトを始めて、
そこそこアクセス数もあがってきているのに、
一向に物は売れない。
それはなぜか?
その理由はサイトの構成が、
ユーザのニーズにあったページになっていないからです。
ではどうすればいいのでしょうか?
それは、
ユーザーニーズに答えるランディングページの作成です。
目次
ランディングページとは
ランディングページとは、
インターネット広告や、検索エンジンの検索結果からのリンク先となるウェブページ。
外部からそのサイトにやってくる際、最初に開くことになるページで、
サイトを訪れる人の動機や目的ごとに作られます。
広告や検索によって訪問者がサイトに訪れても、
ランディングページの内容が適切でなければそのまま別のサイトに移動してしまう可能性が高いです。
訪問者を逃さずに、滞在時間や閲覧ページの増大、
あるいは収益につながる何らかのアクションを起こさせる工夫を行うことを、
ランディングページ最適化(LPO:Landing Page Optimization)といいます。
ランディングページの構成
ランディングページの作り方を説明する前に、
まず成果の出る縦長ランディングページがどんな構成になっているのかを説明します。
今回使用している縦長ランディングページは以下になります。
- キャッチコピー
- 共感部
- 商品の提示
- ベネフィット
- お客の声
- 差別化
- アクション
テンプレートによって構成は若干変わりますが、
基本的な流れは同じです。
キャッチコピー(つかみ)
キャッチコピー(つかみ)の役割は、
ターゲットとする顧客がサイトを訪問した際に「このサイトが見たい」と引き込むことです。
ランディングページにしても、
WEBサイトのトップページにしても、
キャッチの良し悪しで結果が変わります。
検索ワードをキャッチコピーに含ませる。
これが最も簡単かつ確実な方法です。
キャッチコピーの切り口の例
- 価格訴求型
「初回限定!○○○○円!!」 - 問題解決型
「これでもう大丈夫!!」 - 情報提供型
「○○○が成功した理由はこれでした!」 - 実績訴求型
「販売実績○○○万本突破!!」
共感部
キャッチコピー(つかみ)で訪問者をサイトに引き留めることに成功したら、
次はなぜ多くの人が関心を持つのか?
お客さんの気持ちに寄り添いながら、言葉で解きほぐし、
お客さんの気持ちを代弁します。
見込み客の悩み・心配・不安・痛みの共感を伝えます。
「あなたのその悩み、私も理解できますよ」と伝える訳です。
心理的に人はわかってくれる人からものを買う傾向があります。
次の2文を比べてみて下さい。
- すいません、コピーを5枚だけ、先に取らせて下さい。
- すいません、あと10分で授業が始まるので、コピーを5枚だけ、先に取らせて下さい。
あなたがコピーをとっていて、後ろで待っている人に声をかけられたら、どちらの場合にコピー機を譲るでしょうか?
感覚的にお分かりになると思いますが、実際の実証データがあります。
社会心理学者が、学生を集めて実験した結果、次のようになりました。
- 1番の場合に譲る人は、60%
- 2番の場合に譲る人は、94%
~ データ出典「影響力の武器」(誠信書房)第1版 9ページより
後者は「もうすぐ授業が始まってしまう」という事実を、両者が共有するからです。
本来伝えたいことを伝える前に、何らかの事柄を共有することで、言葉を受け入れる準備が整います。
商品の良さを効率よく伝えるために、このような準備ステップが必要になります。
商品の提示
ページで購入してほしい商品や、請求してほしいオファーを説明します。
外観をイメージ出来るよう写真などを使います。
- 費用は必ず明確に記載する。
- サイズや色、バリエーション、など必要な情報を記載する。
- これらの情報を表にまとめるとなお良い。
- 商品画像、サービスのイメージ画像を載せる。
今回のテンプレートでは、
ベネフィットの前に商品の詳細を置いていますが、
順番が逆でも構いません。
内容によっては逆が良い場合もあります。
ベネフィット
ランディングページにおいて、
ベネフィットが最も重要なパートです。
商品を購入した後、お客さんにどんな良いことがあるのか、分かりやすく説明します。
商品を購入することによって、自分が今より、良い状態になることを想像させること。
これが良いベネフィットです。
その商品やサービスを購入すると「どんなメリット」があるのかを伝えます。
早さ | どれだけ早く商品・サービスを提供できるか |
簡便さ | いかに簡単に顧客の問題を解決できるか |
メリット・得・利益 | 商品・サービスを利用することで得られるメリット |
デメリットの解消 | 商品・サービスを利用することで解消されるデメリット |
ビフォーアフター | 商品・サービスを利用することでどのような変化が起きるか |
商品のメリットをどうして提供できるのか示すことも大事です。
特徴 | 商品・サービスの特徴を伝える |
原材料・原産地 | 商品・サービスの構成要素を伝える |
こだわりポイント | インパクトのある数字でこだわりを伝える |
商品・サービスの提供プロセス | 商品・サービスの提供プロセスを説明 |
Q&A | よくある質問と回答 |
他者との違い | 他者との違いを比較して掲載 |
メリット提供できる理由 | 上記の他、メリットを提供できる理由 |
最後にその商品やサービスを購入するメリットを提供できる根拠を客観的に証明します。
会社・店の歴史・経験年数・創業年数・実績 | 会社や店舗の歴史、年数、実績数など、数字で表現できる客観的な事実 |
資格 | 所有している専門資格 |
有名人の推薦 | 誰もが知っている有名人やその業界の権威の推薦文 |
マスコミ掲載 | テレビ、雑誌、新聞、ラジオ、その他各種メディアで取り上げられた実績 |
所属団体での活動 | 所属している専門団体やそこでの役割、特筆すべき活動内容 |
プロフィール | 担当者のプロフィール |
会社概要 | 会社概要 |
ベネフィットの数は最低でも5個以上は書きます。
そして出来るだけシンプルにユーザー目線で書きます。
多くの人がWEB上の情報を流し読みで、
上手く捨てることが出来るようになっています。
言葉を効率的に相手に届くような書き方・伝え方が一番のポイントです。
お客の声
ベネフィットでお客様の心理状態があがり、そしてこう思います。
「本当かな・・・。そんなに上手く行くのだろうか?」
ここで心理状態をあげている反作用が出てきます。
この気持ちを取り除き、購入への後押しを行うのがお客様の声です。
ユーザーレビューとも言います。
初めての商品を購入するときにレビューが決め手になることもあります。
お客様の感想、インタビュー、体験談だけでなく、
購入実績、マスコミ掲載、推薦文など信用できることを伝えていきます。
お客様に安心感を与え、
その商品やサービスを購入しても「損をしない」という精神的負担を取り除くことが重要です。
差別化
差別化では、
競合と比べ優位な所や強みなどを出していきます。
これは競合を分析する必要があるのですが、
競合を知ることはとても大事です。
キーワードも然り、
どのようなランディングページなのか分析することで、
自社サイト運営のヒントが見つかることがあります。
分析ツールを使って他社のランディングページを調べてみましょう。
SimilarWeb
URL:http://www.similarweb.com/
アクション
最後に、それでもまだ気になることがあってアクションを躊躇っているユーザのために、
これまでのコンテンツで触れなかったけれど、気になる人は気になる情報を、
「よくあるご質問」として記載します。
これでユーザの疑問点もなくなり、安心して申し込みが出来るようになります。
- ユーザが気になるであろうことをここで解決する
- 質問への回答は、1行目に簡潔に回答し、2行目からは詳細な回答を記載する。
ランディングページの良さ
ランディングページは、
ターゲット顧客を即決させるサイトですが、
本当の凄さは以下3つの要因に基づく『運用のしやすさ』にあります。
- 分析・テストが簡単
サイト内のページ移動が無いため、チェックすべきポイントが限られています。
ヒートマップなどを使って、ランディングページのどこがスムーズではないのかを分析します。
ユーザーニーズとのマッチ具合を読み取り、ランディングページの内容を改善していきます。
作った後にデータを分析し、改善を繰り返すことが重要です。
- 早期に立ち上がる
シンプルな構成のため、複雑な設計が必要なく、スピーディーに立ち上げれます。
また、運営上の管理面でも通常サイトに比べ工数が掛かりません。
- 低コストで立ち上がる
複数のページにまたがらないため、制作にかかる費用も抑えられます。
コストパフォーマンスはとても良いです。
まとめ
ランディングページで重要なのはベネフィットです。
言葉を極力シンプルに、
ユーザーの心に届く表現を用いてください。
そして当サイトで何度も言っていますが、
一番の重要ポイントはコピーライティング力です。
ブログで情報を発信する人、
ネット通販で物を売る人、
どちらにも必要不可欠なスキルです。
ネットに落ちている情報だけでは限度があります。
有益な情報にはお金がかかりますから。
セミナーに参加したり、
書籍から学んで自己投資してください。
きっと1年後には、
今の知識と比べものにならないぐらい成長していますよ。
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