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2015年6月30日

2015年6月30日 (火)

東海道新幹線での焼身自殺について,解決策として飛行機のようにセキュリティ強化に進むのは間違えていると思います。事象としては地下鉄サリン事件と同じだから。

どうしても思うところがあり,ブログに記載します。

新幹線は飛行機のように車内に危険物を持ち込めてしまう → 飛行機のようにセキュリティチェックを厳しくしよう

という論調が多いように感じます。

けれども,これは非常に難しいし,意味が乏しいです。

だってよくよく考えてください。たとえば常磐線の「ひたち」なんて,上野-水戸の1時間5分停車しないのですよ。

それに,今回のように焼身自殺とか,たとえば刃物で襲い掛かるとか,ものの1,2分でできてしまうでしょ?

そうすると,この犯行は新幹線でなくても山手線でもできてしまうのです。
或いはバスの中であっても。

焼身自殺は今回が初めてかも知れませんが,地下鉄サリン事件なんて地下鉄で起こりましたよね。
それと同じなんですよ。

そう考えると,セキュリティ強化に進むのはあまり現実的ではないと考えます。
むしろ,

1.火災のために消火器を車内の複数個所に設置する
2.サリンや刃物などの犯罪の場合ために,緊急停止ボタンを車内の複数個所に設置する
3.有事に対応できる乗務員数の適正化に努め,長編成の列車の場合は運転士と車掌だけでなく,車内を巡回してチェックする者を置く

このような解決策があると思います。

しかしそれでも一番気になるのは,例えば満員電車の中で誰かが突然ガソリンを撒いて火をつけた場合です。
連続通り魔が満員電車で起こらないとも限りません。

とはいえ,そこまで鉄道会社に対応を求めるのは難しいので,不審な行動を見かけたら乗客相互でチェックする,そのための啓蒙ポスターを作る,くらいしか解決策はないのではと思います。

いやしかし,コレを長大トンネル内でやられるとどうなるか?という問題もありますね。

小田原で焼身自殺というのも,停止地点が新丹名トンネル付近になることを考えてのことではないかとさえ思います。

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