わたし、風俗嬢ですよ。
もう8年目だっけ。

仕事で服を脱ぐキッカケがなくなったら、
プライベートでもセックスしなくなるんじゃないのかなって思ってます。
少しだけ、そう思う未来が来る事が怖かったりする。

長い事仕事して、それを交際相手にも知らせて、
慣れた動作が相手を傷つけてしまうんじゃないか、
そしたら私は愛されないんじゃないかって、
だからと言って「辞めろ」と言われて辞めても、
なんで？じゃああなたは自営でもしてずっと側にいてくれるの？と、
いてもらっても困るのに意味のない愚痴を呑み込む。
あーなんかもうめんどくさい。

今、多分ぎりぎりのタイミングだったんだと思う。
去年パートナーと出会い心身のデトックスを学んだ。
だからそれを“風俗”って仕事の中でお客様相手に実践してみる。

相手に対する“思いやり”や“尊重”ってよくわからなかった。
でも自分の過去がいい材料です。

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【人生履歴書】
・12歳でバイセクシュアル発覚。
・AD/HD宣告。
・事実婚出産、DVで次男中絶、
・警察沙汰の後、長男事故死。
・借金1000万完済。
・子宮ケイ癌手術。
・ホームレスジプシー生活。
・交際相手、酒乱DV
・ドラッグ中毒、アロマオイルで自力で克服。
・アルコール中毒、◯◯◯で自力で克服。
・摂食障害・精神疾患身体解毒で自力で克服。
・職場の集団パワハラで精神疾患、食事療法で自力で克服。
・愛人死去において遺産相続問題での脅迫回避。etc...
（読んで、具合悪なった方ごめんなさい。）
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これだけの事を乗り越えて来た自分を相手に置き換えるだけ、
そしたら心の底から言えるのです。
「お仕事帰りですか？お疲れさまです。楽しんでいってね。」
って言葉が出て、私らしくもなく微笑む事ができる。
なりたい“女性”的な部分が出て来てくれて自分でもうれいしいのです。

だから風俗上がる時、自分に優しく、慎重に、
そっと上がろうと思ってます。

心のどこかで“辞めなきゃいけない職業”だと
強く思いこんでいた過去の自分。
社会に出て、風俗がバレて、公開処刑された事が、
悲しくて、辛くて、だから向き合ってみようと思った職業。
職業とも、自分とも向き合いました。

読者様からメッセージをいただきました。
「好きな事とは言え無理しないでね」と。
好きってわけじゃないし、嫌いってわけじゃない。
性欲は強いけど、必ずしも相手が必要と言うわけじゃない。
そして、性欲＝セックスじゃない。
活動するために必要なエネルギーってだけ。
悟るのに必要なキッカケってだけ。

「セックス嫌いな若者たち」は少しネガティブな本だけど、
淡々と語っています。あーわかるわかる。そうそう。
ありがとうって感じ。セックスどころじゃないよね。
セックスどころじゃないというのは、
自分と静かに向きあってる場合じゃないって事。

性教育でコンドームの付け方を実践的に学ばなかったしね。
そりゃ、失敗もあって避妊率100％にならないわけだから、
デメリットを考えれば、風俗店じゃなくても
セックスはお金のかかる行為ですよね。
だったらもうしたくなくなるよね、この不況下で。

いまはどの分野においてもフタしてた毒が出て来て、浄化の流れです。
原点に戻るから、傷ついた人が、その傷に何をするかもうみんなわかってる。
ゆっくり丁寧に“自然治癒力”てやつを観察する。
そしたら、それを伝える。大丈夫。傷も治ります。
心の毒も、身体の毒も出しちゃいましょー♪