自分のものであろう髪の毛が二週間で風呂場の排水口のゴミ受けを塞ぐのは夢である。
父親、父の弟、父方の祖父、母の弟の髪型が孫正義みたいなのは夢だ。
病気なのも夢。
夢の中にしては複雑なのが怖い。
自分の通う大学の名前や、レベル、理事の考えること、広告、ありとあらゆるものが現実としか感じられない。
夢の中で通うどうしようもない大学の同じ学部の酷く醜い女が女扱いされていない状態は自分が頭で考えるよりも見えるものの方が鮮烈だ。
「はてな匿名ダイアリー」とかいうサイトに自分が書いているときの感情は夢とは思えない。
書いている悲しい内容も実際に起きたことみたい。
会う人、見る人 全部本物にいる人みたい。
本当は自分でも惚れ惚れする容姿の女の子であるはずなのに、容姿のいい女の子に抱く醜い性欲もホントな感じでうんざりしている。
吹き出モノが脂や血を吹く嫌な感覚は本当にありそう。
だけど、これは悪夢だと思いたい。
早くこの悪夢を終わらせたい。