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便器にしがみつき再び出廷拒否 被告不在で初公判、弁護人は認否を拒否
傷害罪などに問われ、「法廷で手錠や腰縄姿を見られたくない」と昨年2月から出廷を拒んでいる男(42)の初公判が30日、大阪地裁(上岡哲生裁判官)で開かれた。これまで男に同調して出廷を拒否し、過料を命じられた弁護人だけが出廷。「(職権で手続きを進める)糾問主義的な裁判所への意見は言えない」と認否を拒否した。
大阪地裁によると、男は開廷前に大阪拘置所の職員から出廷を促されたが、服をすべて脱ぎ、便器にしがみついて拒否したという。
出廷拒否問題をめぐっては、男とともに出廷を拒んだ弁護人の青砥(あおと)洋司弁護士が昨年12月、出頭在廷命令に従わなかったとして大阪地裁から過料3万円を命じられ、今年5月に最高裁で確定していた。
起訴状によると、男は平成25年5月8日、捜査車両内で大阪府警西成署の巡査部長=当時(39)=の右脇腹を蹴り、肋骨(ろっこつ)骨折などの重傷を負わせたとされる。
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