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「リスティング広告、もうやることないかも」と思ったらぜひ挑戦してほしい、「次の一手」の考えかたをお届けします。第4回は、もっと攻めるための7つの効率化にチャレンジします。

川島 康平[著]

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公開日:2015/06/29 08:00

もっと攻めるために リスティング効率化、7つのチャレンジ

 「目標CPOを6ヶ月連続でクリアしてるし、もう予算調整だけでいいんじゃね?」

 前回は、通販と相性が悪いと言われている「ディスプレイネットワーク」で売上アップを狙いましたが、皆さん、結果はいかがでしたか?

 次の一手は、リスティング広告の効率化です。効率化と聞いて、入札価格を下げることしか思い浮かばないようでは要注意。具体的な効率化ノウハウを7つ紹介しますので、もう予算調整で十分と思わず、今日から実践してみてください。

1.キャンペーンを分割する

 1つのキャンペーンに多くの広告グループが存在すると、その中のいくつかの広告グループで、1日のキャンペーン予算を消化してしまっているというケースがあります。

 この場合、インプレッション数こそ少ないものの、クリックが取れればCVRが良いキーワードでチャンスロスが発生しているという状況が考えられます。

 ただし、ムキになって広告グループを分けすぎると、今度は運用で苦労することになります。マンパワーや各キーワードのインプレッション数も考慮しながら、現実的な範囲で分割することをお勧めします。

 予算消化の激しい広告グループはキャンペーンに格上げし、それぞれに予算を割り当ててみましょう。

2.広告グループを分割する

 1つの広告グループに複数のキーワードを設定している場合、それが同じ属性のキーワードであったとしても広告ランクに影響している可能性が考えられます。例えば、「お米 通販」と「お米 お取り寄せ」というキーワードが同じ広告グループに入っているようなケースです。

 この場合、広告グループを分け、それぞれの掛け合わせキーワードを含めた広告文を配信しましょう。広告ランクが上がればクリック単価が低くなります。

3.3語ワードを追加する

 3語ワードとは、「お米 通販 格安」のように3つの単語で構成されるキーワードです。絞り込み部分一致「+米 +通販」で登録しておけば、「お米 通販 格安」で検索されても基本的に広告は配信されます。

 しかし、「+米 +通販 +格安」で登録することで、キーワード単位の品質スコアが上がり、結果的にクリック単価を抑えられることが多いため、ある程度インプレッション数が見込めるものであれば、積極的に3語ワードを追加してみましょう。